ミュージックウェブマガジンばんび
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ミュージックウェブマガジン "ばんび"は、ジャンルを超えて音楽を楽しみたいと考えるGROOVE SITEです。
ばんびのアンテナに引っかかってきたミュージシャンを、ピンで解剖(紹介とも言う)しようというこのコーナー。
第22回目のゲストはfringetritoneのVocal & Guitar齋藤洋さん。
今回は事務所でインタビューをさせて頂くことになり、取材場所探しせずに済んでホッ。でも建物の入り口がオートロックだったので、いきなり緊張度UP! のばんび隊。不慣れなもので(汗)。

その22. 齋藤洋

―広島のご出身ですよね。
そうです。

―東京へはいつ出てきたんですか?
働きながらバンドやってたんですけど、バンドを本格的にやろうと思って出てきました。

―二十歳くらいの時ですか?
そうですね、そんくらいですね。

―東京に出てくるっていうのは勇気が要りませんでしたか。
まず出てくるのにさしあたって大変でしたよ、やっぱ。金ないと出てこられないから。基本的に踏ん切り自体は大変じゃなかったです。

―バンドをやりたいっていう思いの方が強かったですか?
そうですね、強かったですね。子どもの頃からバンドやってたんで。なんとなくその流れでやっててもどうかなと思って。「行っとくかな」って感じ。

―学生の頃にバンドを始めてたってことですか。
そうですね、はい。
―その頃はどういった音楽を聴いていたんですか?
その頃は邦楽ですね。所謂BOOWYから始まりっていうベタな路線で。その時いっぱいいたバンドを聴いて、コピーして、ライブやってとか。
―BOOWY以外には何をコピーしましたか。
ZIGGYとか。うちのバンドの方達も拝見してました(笑)。
―最初に組んだバンドは?
TACTICSというバンドです。
―ずっとボーカルなんですか。
ボーカルですね。
―ボーカルをやりたかったんですか?
そうですね、やりたかったんでしょうね。あんまり覚えてないですけど。

―自分の中に歌で表現したいとか想いとかってありますか。
特に声でどうのっていう意識はあんまりないですけど。どっちかっていうと自分の曲を完成させる為に歌ってますね。自分の曲だから自分が一番よくわかっているし。曲が出来てそれを伝える為に、声を出すっていうのが流れだと思います。
―じゃあ先に曲なんですか。
そうですね。子どもの頃一番最初にライブをやった時に曲を作ってやったので、それがたぶんきっかけでバンドやってるんだと思うんですよ。コピーを何曲かやって、他にもバンドがいたので「負けられないな」と思って曲を作ったんですよ。そこが着火点になってるので、どっちかっていうと曲があってそれを歌うって感じですね。声がどうのっていう意識はあまりなくて。楽器の一つって感じですね。

―ギターも最初から弾いてたんですか?
ギターも最初から弾いてましたね。ギターはもう楽しかったので、好きで弾いてました。その時はバンドでは弾いてなかったんですけど。
―歌だけだったんですか?
一番最初は。学生の時はギターで別のバンドもやってたんです。それもドラムは篤生だったんですけど。
―仲いいんですね。弾きながら歌うスタイルはいつからなんですか?
俺と弟の篤生とギターの3人でやり始めてからですかね。
―何かきっかけがあったんですか?
皆で曲を作り始めると、ギターを弾きながら歌いながらってなるんですよ。そうすると結局アンサンブルが出来て。「これ今更マイナスワンだと大変だな」みたいなことだったと思います。
―fringetritoneを始めてどれくらいですか?
3年くらいですかね。
―始めた頃はどんな感じでしたか?
それまでTACTICSしかバンドをやったことがなくて、新たにもう一個やるって話になって。まずメンツが違うと音が違うってことを体で知らなかったんです。
―セッションとかもやったことなかったんですか?
全くなかったですね。前のバンドではひたすら曲を書いて、歌って、同じメンバーでライブやって。それでいいと思ってやってましたから。今もそう思ってますけど。バンドが変わったっていっても4分の2は一緒じゃないですか? 篤生は一緒ですから。でも「2人違うだけでもこうも違うもんなんだ」って印象はありましたね。fringetritoneの最初のリハーサルに曲を持っていったんですよ。「セッションしようよ」って言われてたんですけど、俺はセッションしたことがなくてそれだけじゃネタに困るかなと思ったし、曲をずっと書いていたってのもあって。それを目の前で歌って、皆で合わせてなんとなく形になって。そしたら僕の中で曲の聴こえも違って。「ああ、こうも違うんだな」って凄い思いましたね。凄い新鮮でした。
―好きなボーカリストとか目標としているボーカリストはいますか?
好きな人はいますけど、目標としている人はいないです。
―好きな人というのは?
あんまり「この人! 」っていう人はいないですけど、聴いてた中で言うと吉井(和哉)さんかな。イエモン大好きだったんで。ああなりたいとは思わないですけど。なれないですし。あとは誰だろ? あんま考えたことないですね。
―フロントマンとして心がけていることってありますか?
特にはないです。その辺の意識もなくはないですけど。
―それよりは4人でfringetritoneって感じですか?
それは割かし大根底にありますね。だけど、ステージやるにしろ何にしろそういう空気を引っ張っていく役目はあるので、ある程度は意識してます。
―歌ってて苦労したこととか気をつけていることってありますか?
今でも苦労しています、基本的にうまい方じゃないので。
―歌いこんでいくうちに声って変わってきちゃうと思うんですけど、そんなことないですか。
変わりますよ。声帯が痛んできちゃうってのもあると思うんですけどね。強くなってくるってのもあるし。元々喉声なので、一本ライブ終わると次の日喋れないとかってのを繰り返してきました。
―よく致命的に壊れなかったですね。
ヤバイ時ありましたけどね。でも歌わない訳にいかないし、喋らない訳にいかないし。今は割かし快調ですね。
―そうなんですか? ボイストレーニングを受けたりはしなかったんですか?
受けましたよ。
―いつ頃ですか?
2年くらい前、fringetritoneを始めてからすぐに紹介して頂いて1年ほど受けました。凄い悩みとかもあったんでその辺をぶつけたりして。勿論腹式の発声法とかも勉強しました。やっぱり教え方が上手いんですよね。結構色々やってらっしゃる方みたいだったんで。腹式って言われてもいまだに実感出来てないんですけど、その先生に教えてもらったことはよかったですよ。あん時わかんなかったけど今になってわかることがありますから。この間ツアーに出て随分変わりましたね、僕の中では。傍目にはわからないですけど。
―歌唱法が変わったってことですか?
たぶん発声だと思うんですけど。今回のツアーはイベントばっかりで時間自体は長くないんですけど、ずっと歌っていたので。コンディションは最初に比べると最後に決まってて。その時はだましだましやってたけど、割かしこっち帰ってきたら本番中とかリハで思うことがあって。「あっ、こういうことかぁ」って。結構楽になったりしましたね。―一皮剥けた感じですね。
だいぶバシバシ叩かれたんで(笑)。今ボイストレーニングに行ってなくてもそういうのがあるのでいい先生だったと思いますよ。他にも行ったけど当たり外れありますからね。ひたすら腹筋させられたりとか。それも間違いじゃないんでしょうけどね。
―危機的状態まで行って、それを乗り越えたのが凄いですよね。
たまたまですね。乗り越えようと思ってやっていた訳じゃないから。「コレじゃマズいな」と思ってなんとかしようとやってきただけなんです。じゃないと楽屋に帰りたくないとかって世界になっちゃうから(笑)。ライブが終わったら「今日も良かった! 」って気分でいたいので。声が出ないと致命的じゃないですか。ボーカルの人しかわからないかもしれないですけど。
―今は次の日に喋れないということはないんですか?
ないですね、最近は。最終日くらいですね。その時はもう「呑むよ! タバコ吸うよ! 」って感じで。次の日声が枯れてても体がボロボロでも「まっ、いっか」って。
―ツアー最終日はボーカリストにとって解禁日ですよね(笑)。
ほんと。そう思うと楽しくないですよね。他のメンバーみたいに呑む訳にいかないので。
―体が楽器ですもんね。
そうですよね。メンバーに「じゃっ! 」とか言われて、自分だけ置いてかれたりすると寂しいですよね。「篤生のその笑顔がムカツク! 」とかね(笑)。
―さっき話に出ましたけど、去年初めて全国ツアーをされていかがでしたか?
楽しかったですよ、朝から晩まで音楽漬けで。音楽漬けっていうかライブ漬けじゃないですか。移動してライブやって、移動してライブやってって感じなんで。まずその環境自体がいいですよね、専念できて。あとメンバーと色んな音楽の話が出来たので非常に身になりました。始める前と終わった後では随分違いましたよね。
―いい経験でしたか?
はい、いい経験でした。ライブのMCでも言ったんですけど、fringetritoneが何者なのかが非常にはっきりして帰ってきました。

―言葉で表現すると何者だったんですか。
言葉に出来るならMCで言って終わりですからね。それは今後曲を作ることで表れてくるんだと思います。
―今後やりたいことって何ですか?
多くの人に聞いてもらいたいと思いますね。それは始めた時から変わってないです。さっきもfringetritoneが何者なのかよくわかったって言いましたけど、たぶんその先にも何かあるので。それもわかったんで早くその先の景色も見たいって感じですね。だからそれをまた今度見つけに行くっていうか。それを見つける為にまた旅して、いろんな人にライブを観てもらって、もっといろんな人に聞いてもらって。そういう活動をしていきたいですね。
―活動というのはコンスタントにライブをやっていくとか作品を出すとかってことなんですか。
それがライブを定期的にやるやらないってことでもないと思うんです。常に仕掛けていきたいという思いがあって。今日のライブがが終わったら、来月またライブやって、それが終わったら再来月またライブやってっていうのはやりたくないし、そういう風に見られるのもヤだから。とにかく仕掛けて自分達で渦を作って風を作って、それをどんどんどんどん大きくして、瞬間最大風速を増していきたいなと思ってます。
―いい意味でお客さんを裏切っていきたいという感じですか?
そうですね。聴いて「うわっ! 」と思われるようなものを作っていきたいので、曲の制作はどんどんやっていきたいと思っています。あと何曲作れるかわからないけど。生きているうちに(笑)。とにかく今はいっぱいいっぱい曲を作りたいっていう気持ちです。バンドとしてもどんどん仕掛けていきたいですね。がっついていけるような感じでやっていければと思ってます。
 
 
 

【fringetritone official site】 http://www.fringetritone.com/

interview :cmaj&rmn
photograph : YUKI


齋藤洋
fringetritoneのVocal & Guitar
広島出身
7月12日生まれ
A型

... Live Infomation ...
5/6
新宿LOFT
5/8
下北沢シェルター
5/21
横浜club24
5/25
宇津宮HEAVEN'S ROCK
... DVD Infomation ...
fringetritone DVD
『虹花風壊』
KOH-KA-FU-KAI


2006.04.01 Release
3,000(tax in)
(ライブ会場直販
公式サイト内通販限定)
TABOKUN
加納 望
Maggy
曽我将之
Shizuwo
Kouhei
大村孝佳
RYOHEI
太三
YUNA
DAISUKE
築山朋式
RYO
Daizo
長谷志恩
吉田好宏
若井望
澄田啓
榊原秀樹
耕史朗
齋藤洋

 

   
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