ミュージックウェブマガジンばんび
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ミュージックウェブマガジン "ばんび"は、ジャンルを超えて音楽を楽しみたいと考えるGROOVE SITEです。
ばんびのアンテナに引っかかってきたミュージシャンを、ピンで解剖(紹介とも言う)しようというこのコーナー。
第6回目のゲストはFUZZ!!のヴォーカリスト、Kouheiさん。
シャイな物言いとはにかんだ素顔で交わす彼とのおしゃべりに、ばんび隊はすっかり毒を抜かれ異様なやさしさを大放出。……ああ、不覚にもまた惨敗か?

その6. Kouhei

―最初に音楽を意識したのっていつ頃でした?
中学の頃にLUNA SEAのCDを買って、そしてそのLIVEを見て非常に衝撃を受けたことがキッカケでハマっていきましたね。当時、流行ってましたからね。
あっ…音楽とは関係ないけど、中学校に入るとゲーセン部にも夢中でしたしね。

―ゲーセン部??…ああ、ゲームセンターに通ってたってことですか。
ひたすら地元のゲーセンで格闘系の対戦をしてました。もう、ひたすら対戦、対戦で。その甲斐あって人よりは強かったですよ。でも、おかげでそこにきている周りの中学の奴らとかにはたぶん嫌われてましたね。強すぎるのも困ったもので……(笑)。

―学校には真面目に行ってたんですか?
行ってましたよ〜(笑)、コワイ先生とかいたんで。俺の学校男子校だったんですよ。結構キビシかったから取り合えず行くだけ行ってました。

―中学ぐらいって反抗期に入るころじゃないですか・・・特に教師や親の言うことに理由なく反感を持ってしまうとか。そういうメンタルな部分のバランスがとれた少年だったみたいですね。
いやいや、親を困らせるのもなんだか・・・と思っていただけで(笑)。でも中3の時、親に、ほんとはもう高校に行かずに東京行きたいって言ったんです。 何をしたいという理由はなかったんですけど、'とにかく東京!' という漠然とした気持ちがあって。でも、さすがにその時は言い負かされましたね。まあ当時はそこまで絶対!って強い気持ちもなかったんで負けてしまった訳ですけど。

―そういう気持ちを胸にしまって高校へ進学。もうそろそろ音楽に入り込んでいく頃かしら?ライヴハウスや学祭なんかでガンガン演奏してたんでしょ?
いや、やらなかったです。音楽好きの友達とただ一緒に演奏していただけ、文化祭でもバンドでコンサートを開くなんてこともなかったし。でも、文化祭になると空いた教室に、アンプ持ち込んで友達と音を出したりしていた…それくらいですよ。でも、気づくとそこには結構な数のギャラリーが集まっていたりしたけど(笑)。


―この頃になると、とにかく東京に出たかった…と漠然と言っていたものが、当然バンドをやりたいという自分の気持ちとして明確になってきた。
そうですね。やっぱり人が多いし、バンドのメンバーを集めるのにもやりやすいだろうと思って。
東京に出てからしばらくはバンドのメンバー探し。でもこれがなかなか思うように見つからないんですよ(苦笑)。俺はバンドのメンバーとの出会いって運命的なモノだと思うんですけど、探し始めてしばらくの間は'あなたとはやれません'って思うような人ばかりにしか会えなかった(笑)。
そして1年くらいたった頃、HIRO(FUZZ!!:Guiter)とたまたま出会ったんです。歌舞伎町の道端で誘い込まれて、ビール飲まされて強引にカラまれたんです……なんて冗談ですけど(爆笑)。本当はお互いの知り合い同士の紹介で出会ったんです 。

―道端でいきなり声かけられて(笑)、飲んで盛り上がって、それで「一緒にバンドやろーぜ!」と?
いや、ぜんぜん盛り上がらない(笑)。今でもそうなんですけど、メンバーと飲んで盛り上がるとかないんですよ。淡々と同じ一定のテンションをキープしたまんまで。その時もそんな感じ。HIROとはお互いが好きなものが近かったり、ヤリたい事も重なってる部分が多かったから一緒にバンドをやろうとなった訳です 。

―そうそう、バンドを始めるきっかけの一つに女性にもてたいというのが多かったりしますけど(笑)、Kouheiさんの場合は…。
んー、そういうのないです。有名になりたいって気持ちが強くて、それで始めた感じですね。

―きっぱりとしてて気持ちのいい。FUZZ!!もバンドバランスがとれたいいバンドですしね。
……人が褒める言葉をあんまり素直に信用できないんですよ、俺。褒められても'本当か?'って疑ってしまうんで…。褒める関係に関しては結構疑り深いですよ〜。

―あらら…じゃ、素直に褒められない(笑)。ちなみにKouheiさんから見たFUZZ!!はどんな感じのバンド?
う〜ん、ライブ終わって楽屋で一杯とかそんな時に飲みながらいつの間にか反省会が始まっている。テンション高くなったりしなくて400字詰め原稿用紙の50文字位をうめてお互い提出しあってるみたいな感じですよ。他のバンドからも 「FUZZ!!って暗いよね」って言われますしね(笑)。自分に関して言うと、「お前!大阪なのにちっともおもしろくないじゃん!」って言われたことがあり……(苦笑)。
でも俺はそこが他のバンドと違う感じで、そういうところがかえっていいのかななんて最近思うんですけど。

―暗いと言われても、皆さんアウトドア(笑) な側面があるじゃないですか。ライブハウスだけでなくストリートライブも数多く経験しているし。
ストリートを始めた理由に、たくさんの人に観てもらいたいっていうのがあったんです。
大勢の知らない人に聴いてもらうにはストリートだっていう発想。まず人に聴いてもらうことが大事だなと。
そう言えば、ストリートやっていると俺達の曲に合わせて踊り始める酔っ払いのおじさんに遭遇することが多々あって(笑)。そんなおじさんとか見てるとね、何で!こういう曲なのにあんな踊りになるんだろって不思議で。ノリが絶対におかしいんですよ、このリズムにその踊りはそもそも違うじゃないか!ってツッコミを入れたくなる(爆笑)。
あと、ストリート禁止区域で演っていた時、交番に連れて行かれて2時間説教されたこともありましたね。おまわりさんが3回くらい同じことばかり聞いてくるんですよ〜。もう延々と同じこと何回も繰り返してしゃべらなくちゃいけない。そうなるとさすがに俺も少しキレてきて、「さっき言いました!」みたいになってきて…いや、もう最後は泣きながら(笑)。
でもこっちも路上ライヴ禁止の看板を真後ろに無視してやってたりしますからね。しょうがないんですけどね。違法ですから(笑)。

―ところで、そのオジさんが踊るのにムズカシイと言う(爆) FUZZ!!の曲はどう言う風に作り上げていくの。
最初はHIROが基本的な曲のモチーフを持ってきて、そこからバンドで歌メロ乗っけてとかの作業、そして詞は俺がその時に創るというパターンが多いですね。詞に関しては、もちろん実体験から書くこともあれば、頭の中で物語を作って書くこともありで、いろいろですね。
そう、ライブの前日に新曲が突然できあがることも結構あるんですよ。そうなると自分の作ったものでも歌詞が覚えきれないことがあって。ライブで「お前何語で歌ってるんだ?」って感じの時、ありますね(笑)。


―その瞬間のリアルさを大事にした曲づくり…と言っていいのかな。 じゃ、今までに出したアルバムとは時間がたてば同じバンドなのに音楽性が違ってきたりするのも必然ですね。
当時とはだいぶ変わってますね。バンド自体が、もっとコアな音を目指して行こうとしているから。
前にやっていたポップな音を演るのは今ではなんか恥ずかしくて。だから、今までのCDだけでは俺等を決めて欲しくないです(笑)。あっ!最近FUZZ!!って洋楽っぽいよねって言われたりするんですけど、そう言われるのは嬉しいですね。


―だんだん音楽性がポップROCKからハードで骨太さを感じるものに変わってきているFUZZ!!だけど、その変化をファンの人達はどう感じているんでしょう?変化を受け止めて、ずっと聴いてくれているファンの方っていますよね。
そうですね、いますね。そういう人の存在ってやっぱり本当に嬉しいです。
例えばつきあってる彼氏がいるとするじゃないですか。その人がロン毛だったのにいきなり坊主になっちゃったとしても、自分はその人の中身が好きだと。見た目は変わってもその人自身は変わらないから、自分の気持ちも変わらないでずっと好きでいられる、もしくはハゲちゃっても好きでいられるみたいな(笑)。そう!俺がハゲても好きでいてくれんのかな、とかそういう感じありますね 。


―ハゲてって……究極の例えをありがとう(笑)。ある意味、ファンはそのバンドの今の姿を映す鏡だったりすると感じるんですが…。
俺、ライブアンケートなんか良く見てますよ。俺達を見てくれる人の声は大切ですからね。ライブ直後に飲んで反省会しながら読むというより、機材車の中にファイルして置いてあるんで、車乗ってて気づくとぱらぱら見てたりします。
最近だと、髪の色変えたんで「髪の毛が赤かったですね」(注:今は黒髪です…笑。by.ばんび隊) とか書いてあってそこで終わってるのがあったりして。おい、その先を書いてくれよって読みながら突っ込んでしまいますよね、似合うとか似合わないとか何でもいいから何とかその先を言ってくれよって(笑)。


―Kouheiさん自身は自分の事をどう分析してます?
性格的には結構寂しがり屋だと思いますね。今はバンドやってて寂しいと思うこと自体そんなにない状況ですけど。あとあんまり落ち込まない。落ち込むことがあっても寝れば忘れる。立ち直りが早いんですよ。落ちるところまで落ちて、一度落ちたらあと上がるしかないんで。だから前向きな落ち込み?ですね(笑)。

―そして、ボーカリストとしてこう有りたいと思う理想の姿とは?
自分の好きないろんなボーカルのいいとこをとって、そのいいところを集めて合体させたのが自分だっていう風になりたいですね。

―さて、FUZZ!!は今どんな時期でこれからどんな展開をしていくんでしょうか?。
今は畑を耕してるところですね、まだ種をまく前。音としては、もっとコアでハードな感じになっていくと思います。今はまだ音源制作までは手がまわらないっていうのが正直なところですけど。前のBassが抜けてまだ2ヶ月たってないんですよ。なんで今はBass探しの真っ最中。
ライブでは、サポートメンバーとしてDEZIさんにBassをやってもらってるんですけど、彼にもし今後やりたいバンドが出てきたら無理は頼めなくなっちゃうんで。何とか年内には見つけたいですね。
さっきも言いましたけど、俺はメンバーってどうしても運命的な出会いっていうのがあると思うんですよ。一応、見た目とかも重視してるし。例えば、アキバ系の人とやれるかって言ったらそれは無理なんで(笑)。あと何よりも目指すところが合う人でないと 。そして、ストリートもまたやりたいですしね。
―おっ、ストリートライヴ再開の予感が……。
恋しいですね、しばらくやってなかったんで。
渋谷を通って、隣でやってたバンドとかが、まだでかい音でやってるのとか見かけてうらやましいなと思いましたね。また交番で説教とかもちょっといいかなと思って。あ…ちょっとですよ(笑) 。


[ FUZZ!! オフィシャルHP ] http://www.xxxfuzzxxx.com/

interview : 夏
photograph:chakoba


●--- Kouhei ---●

FUZZ!! のVocal & Guitar として活躍進行形。

※9月現在、髪は黒色(笑)。
... Live Infomation ...
9/18(sat) 横浜 CLUB24
9/23(thu) 目黒
LIVE STATION
10/13(wed) 大塚 Red Zone
FUZZ!!
 Vo&G. kouhei
    G. Hiro
    Ds. Tetsu
    B. Dezi (support)   
... CD Infomation ...
FUZZ!! CD
【念】

1,000円 (in tax)
 1. My style
 2. FAITH
 3. Get rid of extra thing!
TABOKUN
加納 望
Maggy
曽我将之
Shizuwo
Kouhei
大村孝佳
RYOHEI
太三
YUNA
DAISUKE
築山朋式
RYO
Daizo
長谷志恩
吉田好宏
若井望
澄田啓
榊原秀樹
耕史朗

 

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