ミュージックウェブマガジンばんび
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ばんびのアンテナに引っかかってきたミュージシャンを、ピンで解剖(紹介とも言う)しようというこのコーナー。
第13回目のゲストはDRAINmpギタリスト・築山朋式さん。
ステージで吼えてた印象が強くて、実物を目の前にして「……本人?」って失礼だな、ばんび隊。

その13. 築山朋式

 
   
―築山さん、どちらのご出身ですか?
宮城県の古川市です。―ギターを弾くきっかけってなんだったんでしょう。
中学1年の頃に、氷室京介さん聴いて、その流れでBOOWY聴いて、かっこいいなって。――ああ、じゃあ布袋さんが最初のギター・アイドル。
そうですね。氷室さんを聴いていたときは歌ものとして聴いていて、遡っていってギターと出合った感じですか。
そうですね。―日本のロックが最初の体験なんですね
J-ROCK世代なんで。―そのあと急にギター始めようと思っちゃったわけですか。
はい。布袋モデルとか欲しかったです。それまで音楽をやりたいとか考えたことがなくて、BOOWYを聴いて、「あ、やろう」って思い立っちゃって。―それは「バンドやろう」ですか。
はい。
 
―それまではどんなお子さんだったんですか?
大人から見ればひねくれた子どもだったと思うんですけど、自分では素直だったと思いますよ。家族の中ではそうでもないんですけど、他の大人が来ると構えちゃうというか。
―それは子どもとして扱われるのが厭ってこと?
そんな感じですかね(笑)。小4くらいのときに両親が離婚して、「大人はいやな世界だな〜」って。関係ないですけど(笑)。―子ども時代のエピソードを聞かせてくださいよ。
あー……小学5年のころ、学校抜け出して外で遊んでて、それバレて親が呼び出されたことはありましたね。先生が厭で。やたらヒステリックな先生で。―そういうことがしょっちゅうあったんですか?
そうですね。何回も呼び出されてましたから、親は(笑)。―本人としては単に厭なことから逃げてるだけですよね?
まあ、実際そうですよね。あとは簡単な悪戯で怒られたりするくらいで。―別にひねてないじゃないですか。素直じゃないですか、自分の気持ちに。
でも、先生からは好かれてなかったですよね。―音楽と出合って自分の中に変化ってありましたか? BOOWYとか、ある意味反体制じゃないけど、そういう部分を前面に出していた時期がありましたよね。
それがすごく気持ちよかったというか。同時にセックス・ピストルズも聴いて、尚更ですね。―ピストルズは何がきっかけですか?
友だちが「ギターやるならこれも聴いてみな」って。確か「グレート・ロックン・ロール・スインドル」っていうドキュメンタリー映画のサントラ盤みたいなのを貸してくれて。―じゃあ、音楽に関しては先輩格になる友人がいたんですね。
そうですね。パンクにこだわらず幅広く聴いてて。そのあとに黒夢だとかLUNA SEAとか聴きました。―ギター買ったのはいくつのときですか?
中2。最初からエレキギターでしたね。もう嬉しいなんてもんじゃなくて。学校から帰ってきてすぐにギターに飛びついて。―部活は?
やってないです。一応強制されてはいるんですけど、殆ど出ないで。それでまた大人に怒られるんですよ(笑)。―ギターって弾けるようになるまでにすごく地道な努力が必要かと思うんですが。
んー、でもそのあたりは割りとすんなりといけた感じがします。
田舎なんで、バンド人口が少なくて。発表の場も文化祭くらいしかなくて。クラスのやつに無理やりやらせてましたね(笑)。まあ、強くは言いませんけど「どう?」って。
BOOWYは解散してから何年も経ってましたけど、みんな聴いてましたからね。特に不良が多かったですけど。―どんな学校だったんですか?
ああ、荒れてましたよ、すごく。自分は普通だったと思いますけど。煙草くらいで(笑)。
髪も氷室さんみたいに立てて。不良はリーゼントなんですけど。逆に目立ってました。ひとりだけ違う! みたいな。―その頃やってらしたのはコピーバンドですよね。オリジナルをやってみようとか思いはじめたのってまだですか?
それは東京出てきてからですね。それまでは楽しければいいみたいな感じで。
 
―東京に出ていらしたのは何をするためだったんですか?
東京でバンドやろうと思って。
―オリジナルのバンドを東京に行って組もうっていきなり思っちゃったんですか。
一応音楽の専門学校に行ったんですよ。でも、それも東京に来る理由でしかなかったのかもしれないですね。
こっちに来て初めて会ったのが、今一緒にやってるDRAINのベースで。
―学校が同じだったの?
いや、雑誌で。
―「メン募」とかそういうやつですか。
そうそう、それです(笑)。そのバンドは1回も活動しないで終わっちゃって。で、そのあとどうしようかなーと思って、楽器屋に貼り紙出したんですよ。それで来たのが、ちょっと年上のハードコア・パンクみたいな人で。その頃俺も何も考えてなかったんで、「ま、いっか」みたいなノリで。
 
―どんな音楽がやりたいとか、なかったんですか?
バンドで音出せればいいや、くらいだったんですよね、その頃は。やっていくうちに浮かぶと思ってたんで。
―初めてそれらしい活動をしたのがそのバンドですか。
そうですね。判りやすくいうとパンクバンド。……暴れられればよかったのかな(笑)。
―暴れちゃうほうですか(笑)。
ステージ立つと変わるってたまに言われますけど。たまーにギターぶん投げたり(笑)。
―それはどれくらい続いたんですか?
1年くらいですね。そのあとは多くはないですけど転々としてる感じでしたかね。
―やめちゃったのはどうして?
やっぱ、勢いで入っちゃったのがマズかったのかなあと。凄いいい人たちだったんですけどね。優しくて、色んな話を聞かせてくれたし。
―曲は作ってたんですよね?
はい、今はやってないですけど。ビート・パンクみたいなものにハードコアな感じをその人たちが加えていく、みたいな。
―DRAINはいつからやってらっしゃるんですか?
2000年からですね。最初はドラムもいたんですよ。初期の感じはBOOWYとかCRAZEとか、ああいう感じで、歌もちゃんとあって、ビート・ロックみたいなものをやってたんです。それで、ドラムがやめたり抜けたりしてて、ヴォーカルが「じゃあ、打ち込みでやっていこうか」って言って今に至るんです。
―それはいつごろから?
3〜4年くらいになりますね。
―DRAINで目指してるものってどんなものなんですか?
自分らで新しいものを作り出していきたいとは話してるんですけど。自分らではデジタル・ミクスチャーって呼んでます。
 
―今はどんな音楽を聴くんですか?
レッチリを聴いたり、POLICEを聴いたり。古いものを割と聴いちゃいますね。オンタイムで聴いてないものが多いです。あと、古いハードロックとか。エアロとかヴァン・ヘイレンとか。デジ系だったらミニストリーが好きです。
―目指すギタリストって誰なんでしょう?
やっぱり布袋さんですね。
―布袋さんのどこがそこまで魅力なんでしょうか。
曲に合ったギターというか。カッティングだったり。ソロ弾かなくても格好いいし。聴いてていいんですよね。きっかけでしたからね、やっぱり。その他にも好きなギタリストはいますけど。
―例えば?
日本だったら瀧川一郎さんとか。格好いいですよね。―ステージングが華やかな人が好きなんですか?
ああ、好きですね。SUGIZOさんとかもそうじゃないですか。彼も好きですね。―築山さんにとって、バンドとしてやっていくっていうのと、ギタリストとして自分の理想を追求するのとではどっちが大きいですか?

うーん……難しいですね。もちろんバンドとしてというのはありますけど、どっちかといえばギタリストとして。
 
―自分もギター・ヒーローになりたいと。
大きく言っちゃえば(笑)。まだまだですけど。
―実は取材のお願いをしたあとで知ったんですけど、DRAINおやめになるんですよね。
あ、ええ、8月で。その辺はホームページでも隠さず発表してるんで。―そのあとの予定とか、考えてることはあるんですか?
いや、何かしらの活動はしていくつもりですけど。
8月19日に自分らでイベントやろうっていうのは前から決まってて。それまでは続けるので。―この先やってみたいこととか伺っておきましょうか。
やっぱり、自分なりの本当のロックって何だろうって、それを追求したいですね。迷ったりしてるんで。まだイメージがはっきりはしないんですけど。―自分にとって気持ちのいいギターの音を探すところからでしょうか。
そうですね。あと詞の世界だったり。積極的に作曲もやっていきたいし。―自分でも詞を書くんですか?
はい。DRAINでは2〜3曲書いたかな。

―自分が書いた曲と人が書いた曲とでは捉え方も変わってきます?
そうですね。
―今って模索中のように見受けられるんですけど、それがクリアになるのって、どんなときだと思います?
人との出会いだったり、ですかね。わかんないですね(笑)。
―取り敢えずひとりになってみようかなって感じ?
ええ(笑)。取り敢えず8月までは立派なDRAINのメンバーだし、ステージは結構アグレッシヴなので見に来てほしいなって思います。イベントも成功させたいしね。
 
   
   
【DRAIN OFFICIAL-SITE】 http://www.drain.jp/
 
interview : t_in
 
   
   
 

6月4日生まれ。宮城県出身
現在DRAINのギタリストとして活動中。

 
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