ミュージックウェブマガジンばんび
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ミュージックウェブマガジン "ばんび"は、ジャンルを超えて音楽を楽しみたいと考えるGROOVE SITEです。
ばんびのアンテナに引っかかってきたミュージシャンを、ピンで解剖(紹介とも言う)しようというこのコーナー。
第17回目のゲストはArea51のベーシスト、吉田好宏さん。
曇天の上野公園を一緒に散歩して、近くの喫茶店でインタビュー。外に出てみたら土砂降り。傘を持たないわれわれは、慌ててコンビにまで全力疾走しましたとさ。

その17. 吉田好宏

――6月にAREA51に加入なさったんでしたっけ?
正確に言うと3月の3日なんです。細かく覚えてます(笑)。

―じゃあ、この間出たアルバムは吉田さんが弾いてらっしゃるんですか.。
インスト1曲以外、全て弾いてます。僕が加入したときにはアルバムのドラム録りは終わってて、曲を覚えてすぐレコーディングって感じでした。

―子どもの頃のお話から聞かせていただきたいなと思うんですが。
幼稚園のときのことは全然覚えてないんですけど。小学校のときには楽器とかに全然興味がなくて。バスケットや野球好きでっていう感じで。

―完全なスポーツ少年。
そうですね。

―小学生の頃の吉田さんって、父兄受けが良さそうなイメージがあるんですけど。
どうなんでしょう……覚えてないです(笑)。
―その笑顔がそういうふうに思わせるんですよ(笑)。笑顔がいいって言われるでしょう。
あ、はい、たまに言われます(笑)。
―音楽に興味を持ったのってどういうタイミングなんでしょう。
聴くのに興味を持ったのは……ポップスを幅広く聴いてたんですけど、ひとつのアーティストにハマったのは小学校6年生ぐらいにX JAPANにハマりました。

―それまではどういうものを聴いてたんですか。
J-POPですね。リンドバーグとかを聴いてました。

―X JAPANって、まだ活動してました?
僕が知ったすぐあとくらいに活動止まっちゃったか、解散しました 。
―X JAPANは20代半ば以降の方だと思ってましたよ。何を聴いたんですか?
「BLUE BLOOD」ってアルバムを聴いて、凄いショックを受けまして。
―誰がいたいけな小学生にそんなもの聴かせたんですか(笑)。
多分、Mステーションか何かにX JAPANが出てたんだと思うんですよ。
―その時点では聴くのが楽しい訳ですよね。X JAPANから広がっていった訳ですか。
hideがソロ活動を始めて、それを好きになって……そのあとzilchっていうバンドを聴いて、ラウドを好きになりました。中学の2年生くらいですね。 ―やっぱりhideさんは格好いい?
ですね。カリスマです。

―じゃあ、ギターに行くのが普通じゃないんですか。
そのときは本人が好きなだけで、楽器をやろうとは思いませんでした。

―楽器をやろうって思ったきっかけはなんですか?
小学校のときの友だちで、父親が楽器の先生をやってる子がいたんですよ。その子の家に遊びに行ったらギターが何本かあって、ベースが置いてあって。
僕の持ってたベースに対するイメージは、凄い低音で、役割的にはドラムと一緒にバンドを支えるっていう、それが格好良く思えて。そこで中学の1,2年生からベースを始めて。

―じゃあ、誰かベーシストに憧れてというより、楽器そのものに惹かれたんですね。

そうですね。友だちがもうギターをやってて、同じことをするのが厭だっていうのもあって。

―素朴な疑問なんですけど、ギターってひとりでも完結できるじゃないですか。ベースってひとりだと寂しいですよね。
ですね(笑)。ちょうど僕のいた中学にギター部っていうのがあって、そこでちょっとしたバンド組んだりしてました。だから、ひとりで寂しいってことはなかったです(笑)。

―そのときはどんなものコピーしてたんですか?
ニルヴァーナです。

―初っ端からそれは大変そうですが。
苦労した気もしますけど……(笑)。―学校の中でやってらした?
そうですね、部活として。最初は部員が全然いなかったんですけど、徐々に増えていって。
―ギター部って地味な部だったんですか?
僕が入ったときはベースなんて置いてなくて、アコースティックギターがあるだけで。それで弾き語りをするっていう。
―じゃあ、そこにエレクトリックなものを持ち込んだのは吉田さんとお友だちですか?
いえ、エレキ禁止令があったみたいなんですよね。で、入って暫くしたらエレキが解禁になって。
―小学校のときのスポーツ少年はどこ行っちゃったんですか(笑)。
あ、でもバスケ部にも入ってましたよ。でも結局ギター部一本に絞って。
―ベースの渋さに惹かれてしまうのは、性格的なものなんでしょうか。例えば、自分が目立つより協調を優先するタイプ?
ん〜……多分そうです。
―じゃあ、争いごとも「まあまあ」ってなだめる?
ですね(笑)。胃がきりきりしちゃいます(笑)。
―吉田さんにとって、音楽をやるっていうのは、今まで好きだったことと種類が違うんでしょうか。
えと、始めて間もない頃、友だちと一緒に練習してて、下手くそって言われたことがあるんですよ。
それで見返してやりたいって没頭していって、色んなアーティストのものを聴くようになって。それでだんだん「ちゃんとやりたい」って気持ちになっていったんですよね。
その頃からは音楽が、他の好きなこととは種類が別になりました。
―巧いベーシストっていうのは判るんですけど、下手なベーシストってよく判らないんですが、どういうのをいうんでしょう。
ドラムとかと、明らかにかみ合ってなかったりしてたんだとと思いますよ(笑)。今はその言葉に感謝してます。単純にベースが巧くなりたいってなりましたから。
―中高は一貫校だそうですが、ずっと同じ顔ぶれでバンドやってたんですか?
はい、校舎も同じなんで。部活もそのまま続いて。
―ニルヴァーナの他にどんなものをやってらしたんですか?
メロコアやハードコア、ミクスチャー…ハイ・スタンダードがちょうど凄い売れてて。海外だとレッドホットチリペッパーズとか……いちばんハマったのがアメリカのラウド、ミクスチャーです。
僕は好きだと思うと没頭しちゃうんです。アルバム全部集めたり。で、他に興味を持てばまたそっちにハマって。高校生のときにドリーム・シアターやラプソディを聴いて、メタルにハマり直した感じで。
―そういうアンテナに引っかかってくるのは何がきっかけなんでしょう。
ベースマガジンです。インタビューを読んで、「この人どういう音楽をやってるんだろう? どんなベース弾くんだろう?」って思って調べたりしてるとジャンル関係なく幅広くひっかかります。
僕、拘りがあってピック弾きは厭なんですよ。ギター弾いてて、その延長でベース弾けちゃうよ〜みたいなのがすごい嫌で……ベースは指だ! みたいな(笑)。そういうふうにして、自分の好みに合ったスタイルの人を探してます。
―今、吉田さんにとって格好いいベーシストってどなたになるんでしょう。
アニメタルのMASAKIさん、矢井田瞳さんのサポートとかで弾いてる松田"FIRE"卓巳さんです。MASAKIさんは4弦でここまで出来るんだぞっていうのを教えてくれた人で、僕の中でメタルのベースは地味だっていうイメージを変えてくれました。
FIREさんは、矢井田瞳さんのバックでシンプルに弾くけど、凄いグルーブをする人で……その一方でMASAKIさんみたに速弾きギターに負けないくらいスーパープレイもする人です。
そのふたりが自分にとって、目標というか常に意識している人です。


―オリジナルをやってみようとか思わなかったの?
僕好きなベーシストがいたら真似するんですよ、見た目やステージングとか。それでやる曲もコピーばっかりでした。オリジナルやりたいとは思いませんでした(笑)。

―ベースから離れたことってあります?
高校3年のとき、受験が控えてて半年くらい全く弾かずに受験勉強してました。
―今って6弦ベースを弾いてらっしゃいますよね。移行したのはいつ頃ですか?
お茶の水の楽器屋さんで、カシオペアの櫻井哲夫さんの教則ビデオが流れてたんですよ。それで6弦を弾いてるのが凄い格好良く見えて……「6弦弾きたい!」ってなりました。
―6弦ベースって弾いてる方少なそうですが。
いや、いっぱいいます。メタルだと6弦はかなりの割合で。音域が広くなって、ギターやキーボードと幅広いユニゾンが出来たりと表現仕方が広がりますので。
―弦増えて戸惑ったりしないんですか?
もちろん最初はしました。弾けるかな〜大丈夫かな〜って(笑)。
―ネックがかなり太くなっちゃうんじゃないですか?
そうですね、かなり。最初はフォームが悪かったっていうのもあって、手首傷めたりしました。
―櫻井さんの教則ビデオも当然買った訳ですね。
その場で買いました(笑)。楽器はさすがにその場では買いませんでしたけど(笑)。
―ベース始めて6,7年ですよね。その半分がもう6弦と一緒。
ちょうど半分くらいになりましたね。
―4弦のベースと使い分けたりするんですか?
しますね。フュージョンでスチュワート・ハムっていう人がいるんですけど、その人のソロアルバムにベース1本で弾いた曲とかあるんです。そういうのを弾く時には4弦を使ってます。6弦だとどうしてもデリケートに弾かなきゃいけない部分があったりするので。
―ライヴでは使い分けるんですか?
AREA51のときには6弦ですね。身内でセッションするときには5弦を使うこともあります。ベースソロ弾くときには4弦が一番楽なのですが、ARK STORMの瀧田イサムさんが弾く「エボリューション」というベースソロを弾く時だけ6弦使います。
―AREA51に入られる前はどうしてたんですか?
高校の部活で一緒にやってた友だちと、部活以外でライヴでもやろうかって。AREA51に入る直前までやってたのはメタルのコピーバンドですね。
―加入のきっかけってなんだったんでしょう。
僕のいる大学の部がちょうど30周年で、OB主催で30周年記念のライブがあったんですけど、そこにKATEさん(Vo)が来ていて、たまたま話して。帰ってからAREA51のサイトを見たら「ベーシスト募集」って書いてあって、映像観てみたら「これは絶対にやりたい!」って思って、即連絡入れました。「先日KATEさんにお世話になりました。」ってかんじで(笑)。
―AREA51ってリーダーの方が全部編曲までなさるんですか?
そうですね。多少、僕からも提案したりしました。「ここのスウィープ、ユニゾンしていいですか?」とか(笑)。今までもメタルのコピーなんかしていて、隙があったらギターの速弾きにユニゾンしたりして動いていました。
―自分でも曲作ってみたいとか考えます?
えと、一時期そう思っていたこともあったんですけど……曲を作ったりするよりは、その時間ベース練習したいって思っちゃって。
―AREA51に入って、音源も作って、それまでと意識は変わったりしましたか?
CDが出て、確信に変わったっていうのはあります。「もしかしたら」って漠然と考えていたものが。
―どうです、自己採点してみると。
僕個人では課題が山積みになりました(笑)。
―どうでしょう、これから先やってみたいことがあれば是非聞かせてください。
バンドとしては(リーダーの)石野さんが言うには、たまたま表現したいものがメタルで、日々生活していくうえではなかなか流れてこないけれども、
メタルってうるさいだけの音楽じゃないんだよ、こういうものもあるよって。
ポピュラリティを出したいと。
そうですね。 
―今って、他にバンド掛け持ちしてらっしゃるんですか?
いや、AREA51だけです。
―もしかしたら、吉田さんが最年少?
はい。今までは今井さん(Dr)が最年少でした。
―ところで、趣味ってなんですか?
……今はないですね。何よりもベース弾きたいっていうのが最優先で。少し離れてると禁断症状が出るんですよ(笑)だから友だちの家に泊まりに行くときもベース持っていきます。夏前に家族で海外に行ったときもベース持っていきました(笑)。
―じゃあ、ベースやめちゃおうかって思ったこともない?
ないですね。たまに「ドラム叩きたいな」って思ってドラム叩いたりはします。
―個人的な目標とか展望があれば。
バンドの方では僕はまだAREA51でのキャラ、個性を持っていないので、他のメンバーに負けないくらいの個性を出したいです。早く追いつきたいなと。
石野さんはギターの先生でもあって、完全、完璧なギタリスト。ドラムの今井さんは機械みたいに正確で、確実にグルーブしてくる人、キーボードの大塚さんはどんなリクエストにも応えられるような幅広さを持ってて、KATEさんも自分のキャラを出しつつヴォーカルスタイルを確立してるんですよ。ベーシストとしては、あまり大きなこと言いたくないのですがベースマガジンに載りたいです(笑)あと、同じ音楽やってる仲間に頼られるベーシストにないたいです、「吉田にベース弾いてほしい!」みたいな。

―どうしてそう謙虚なことを言うんですか(笑)。
ん〜……僕より上手い人はたくさんいるので。
――他にやってみたいこととかあります?
本当に個人的なものなんですけど、ビジュアル系のバンドをやってみたいです。全く別の人間になってみたいなって(笑)。
 


[ Area51 Official Site ] http://www.area51-web.com/

interview : t_in


吉田好宏
6月20日生まれ。東京都出身。今年3月へヴィーメタルバンドArea51に加入。

... Live Infomation ...
12/28
初台 DOORS
... CD Infomation ...
FUZZ!! CD
【Ankh】

2005.8.8 Release
2,500yen (TAX IN)
Black-listed Records
BLRC-00005
1. Invitation
2. Chaotic Phase
3. Extend Wings
4. Domain
5. Fate
6. Sky Above Clouds
7. Alea Jacta Est
8. Ankh
9. The Last
 
TABOKUN
加納 望
Maggy
曽我将之
Shizuwo
Kouhei
大村孝佳
RYOHEI
太三
YUNA
DAISUKE
築山朋式
RYO
Daizo
長谷志恩
吉田好宏
若井望
澄田啓
榊原秀樹
耕史朗

 

   
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