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vol.3パイレーツ・オブ・カリビア/ジョニー・デップ

呪われた海賊船・ブラックパール号。 ジョニー・デップ扮する海賊ジャック・スパロウ船長を裏切り、彼を孤島に置き去りにし、ブラックパールを手に入れたバルボッサ。彼が率いる海賊は決して死ぬことを許されない幽霊。普段は人間の姿に見えるが、剣を刺しても死ぬことはない。月明かりの下で、腐った屍の姿を表す。彼らはそののろいを解くと言われるコルテスの金貨を集める為に、町を襲い略奪を繰り返す。 略奪の際に攫った総督の娘、エリザベスが最後の1枚を持っていた。

しかしそれは、幼い頃、航海の途中で助けた少年・ウィリーの首にかかっていたもの。エリザベスに思いを寄せる彼は、エリザベスを救う為、バルボッサに船を奪われた一匹狼の海賊ジャック・スパロウと手を組む。 一体スパロウはいい奴なのか、その風貌そのままにあっちへフラフラ、こっちへフラフラ、二転三転する態度。ウィリーは死なない幽霊相手に、エリザベスを救えるのか。そしてスパロウは再びブラック・パール号の船長になれるのか。

ストーリーよくできてます。おもしろいです。何度もスパロウに裏切られ、一体誰が何の為に戦っているのか。そうみんな自分の為に、戦っているのです。みんなで力を合わせて頑張ろう!じゃないところが、おもしろい。 映像も、月明かりの下で繰り広げられるスパロウとバルボッサの戦いのシーンなどCGを駆使し、すごいだけではなく、幻想的にとても美しくできている。

それにしても昔から、お姫様やお嬢様は勇敢ですね。日頃の鬱憤なのか、恐れを知らず、恐いものなしで敵に向って行きます。「私を誰だと、お思い!」てな感じでしょうか。

ジョニー・デップという役者、ロックな男です。女はもちろん、男からみてにかっこいい男。「ロード・オブ・ザ・リング」のレゴラス役で大ブレイクのオーランド・ブルームにはない、ロックでダークな男の色気ムンムン。今までハリウッドメジャー作品より、独特の作家性をもつ作品に好んで出演していたせいもあり、どちらかというとカルト的な人気だったが、この作品で今までの独創性を捨てる事無く、スパロウというロックな海賊を造り上げ、見事にハリウッドの人気俳優に上り詰めた。

もともとロックスターを目指してロスアンジェルスにやってきて、そこで知り合った俳優のニコラス・ケイジの勧めで、俳優となった。 本当に様々な役を、自由自在に演じるので「ジョニー・デップっぽい」というものがない。毎回違った顔を見せてくれる。この作品のスパロウ役も彼以外には考えられないハマリ役だが、この後に演じた「チャーリーとチョコレート工場」のウィリー・ウォンカも、これ以上のハマリ役になってしまった。 しいて言えば、どんな役もこなしてしまうのが「ジョニー・デップっぽい」のかもしれないが、「ジョニー・デップにしかできない」と言わせてしまう実力の持ち主。

ジョニー・デップはこのスパロウ船長を演じるのに、キース・リチャーズをイメージしたそうだ。見事にハマってます。 「パイレーツ〜2、3」で、スパロウ船長の父親役としてキースにオファーがいった。何でも現場まで行って、衣装も着てジョニーと一緒に写真撮ったが、結局出演は辞めたらしい。「ディズニーとやるなって、なんと恐ろしい!」と言ったとか、言わないとか。。。ジョニーとキースの2ショット、是非とも観たい! 是非とも出て欲しいものですが、ミックが映画に出た時に色々言ってた手前、出るに出れないのでしょうか。

話はジョニーからそれるが、このディズニーのアトラクション映画化シリーズ、他には「カントリーベアーズ」「ホーンデッドマンション」がある。 もともと「ホーンデッドマンション」のアトラクションは映画の美術スタッフによって作られたそうだ。なのでとても幻想的な空間が見事に繰り広げられている。が、映画はちょっとよろしくないです。子供だったら喜ぶのでしょうか。でもCGなどの映像はすごいです。超高額B級ホラー映画といったところ。

それに比べ「カントリーベアーズ」はおもしろかった。まず人間社会に普通にクマが生活していて、そのクマたちのバンド「カントリーベアーズ」が大ヒットを飛ばしていたというムチャクチャな設定。彼らの出演していたカントリーベアーホールにはジミヘンも出ていたとか。そのカントリーベアーホールが取り壊されるのを阻止する為に、「カントリーベアーズ」が再結成していく話。メンバーが薬、じゃなくてハチミツ中毒になって演奏できなくなったり、マネージャーに裏切られたり、解散後はウェディングシンガーになったり、、、とても真実味のある話をクマが繰り広げるので、とにかく笑うしかない。エルトン・ジョンやブライアン・セッツァーなどミュージシャンも多数出演。ディズニーランドのカントリーベアーシアターから、ここまでストーリーが作れたのだから、「ホーンデッドマンション」にももう少し頑張って欲しかった。

- Writing -
レディ(lady)
197×年3月東京生まれ。 お嬢様学校に通っていた中1の時に、澁澤龍彦とロックに出会い友だちを失う。
その後業界を渡り歩き、難癖だらけの大人たちを手懐けて来たにも関わらず、小さな 我が子には全く歯が立たない今日この頃。
1日に映画館を3館はしごした時代や、最近子供が寝てから狂ったように観まくって いるビデオの中から『ロック』な映画をピックアップ。
 
- Illustrator -
shuffle master★KAORIN
5月2日生まれ。
それ以外の数字のデータは極秘です。
反骨精神を持つパンクな絵描きですが、ポップでユーモアのあるものが好きです。
映画は基本的に古いSFやホラーが好きです。でも、楽しめれば何でもアリです。
どんな芸術・娯楽にも音楽的な要素とリズム感が重要と思ってます。
そんな感じで音楽性を感じるお絵描きしていきたいですね。
尊敬してるのはディック・ブルーナとエドワード・ゴーリーです。

http://plasticrecords.kill.jp/
 
vol.1
Lock,Stock & Two Smoking Barrels!!

vol.2 漂流街/三池崇史
vol.3 パイレーツ・オブ・カリビア/ジョニー・デップ
vol.4 ドーベルマン/フランス
vol.5 ムーランルージュ/アメリカ
   
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