ミュージックウェブマガジンばんび
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ばんびが注目するイチオシ☆BAND紹介。第6回目は威風堂々とばんびに光臨!
CAST No.6 GARGOYLE
原種の凄さを照覧あれ
今年結成17周年記念(!)10枚組DVD-BOX「天地日月(てんちにちげつ)」を発表し、現在そのツアー中のGARGOYLE。現メンバーになってから既に11年になる。バンドとしての貫禄に異論はないが、本人たちはいたって自然体で、"初心を忘れない"どころか"初心のまま"17年続けてきているのだ。これはかなり稀有なことだと思う。
その秘密を探るべく、今更なこともこれからのことも、根掘り葉掘り聞いてみようではないか。
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Vocal KIBA
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Guitar KENTARO
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Bass TOSHI
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Drum KATSUJI
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 序 : GARGOYLEが出来るまで。 
―そもそもGARGOYLEはKIBAさんとTOSHIさんのおふたりで始めたバンドなんですか?
TOSHI: いや、僕は後から入ったんですよ。元々はKIBAと、元のギタリストの与太郎っていうのが中心になった……そのころはバンドじゃなかったんですけど。
KIBA : 知り合いが集まって何か面白いことしようかな、くらいの感じで。そうやっていくうちに、楽器弾ける子もいるし、じゃあ、バンドしようかって。音楽をこれからやっていくぞっていう、強い気持ちは全くなかったですね。楽しいことをやれたらいいなあ、くらいで。
TOSHI: 僕とKIBAは高校時代の遊び仲間みたいな感じで。で、僕が大阪に出てたときに知り合った前のギタリストが「バンド作りたいんだけど、誰かいないか」って。で、ふたりを会わせたのが最初ですね。僕が入るっていうような話ではなくて。
KIBA: ベース弾ける子がやめたときに、TOSHIは共通の友人やし、仲いい子同士でやりたいなあっていうのが強くあって。で、「ちょっと手伝いでいいからやってよ」って。 その頃はライヴハウスに出れるなんて思ってもいなかったし。遊びのひとつみたいな感じで。
―おふたりがKATSUJIさんを引き抜いてきたときも、まだその延長だったんですか?
KIBA : メンバーが変わっていって、ドラムがやめて、当時のギターの子(屍忌蛇)と3人になった頃だったんですけど、それなりにライヴハウスには出ていたんで。ライヴハウスの方にドラムが叩ける人を紹介してくださいって。
TOSHI : 30人くらいのリストを貰って。今バンドをやってない人の。
KIBA : で、連絡してみたんですけど、28人くらいには無下に断られましたね(一同爆笑)。
TOSHI : 電話の時点でもGARGOYLEのって言いかけただけで「あ、僕はいいです」って(笑)。
KIBA : 酷いバンドやと思われてたんでしょうね。恐いバンドだと。ライヴ中一言も喋らんしね、曲やるだけで。
TOSHI : 当時は全員金髪で長髪でみたいな感じだったんで。で、次には紫の頭になって(笑)。その当時でも珍しいですから、そこまでやっちゃうのは。
―で、28人にすげなく断られて(笑)、残りふたりにKATSUJIさんがいらしたんですか?
KIBA : いや、そのふたりも駄目だったの。仕方ないんで3人で何かやりますってバハマに言いに行こうかって。で、たまたまその日にライヴやってたのが、KATSUJIくん。
TOSHI : 当時高校生で。
KIBA : ドラムが凄い格好よかったから、ああ、あの子がいいって。で、声をかけて。
―幸運だったんですかね?(笑)
KATSUJI : いやあ……幸運だったんじゃないですかね(笑)。電話かかってきたときは、「来よったよ」ってお兄ちゃんに報告しましたけどね。
TOSHI : 同じ反応ですよね(笑)。
KIBA : 当時はお客さんを投網で捕まえて、逆さ吊りにするらしいって噂がありましたから(笑)。
―KATSUJIさんはそれまでそういう感じだったんでしょう。
KATSUJI : 僕は高校入ってバンドを本格的にやろうとしてたときで、積極的にライヴハウスでもやってたんですよ。でも、出ててもお客さん5人とか6人とかで。
―バハマは小さいですよね。
KATSUJI : 小さいですけどね、やっぱり5人じゃ寂しいですよ(笑)。
TOSHI : 観たらお客さんは入ってないし、バンド自体にも興味はなかったんですけど、ドラムはしっかり叩いてて、真面目そうな(笑)。「これは行けるんちゃう?」って。ドラム好きやな、ドラムばかやなって感じで。でもね、凄い可愛かったですよ。
―そこに「気が弱そう」とかは入ってないんですね(笑)。
KATSUJI : いや、絶対入ってますよ。囲まれましたもん(笑)。
TOSHI : 誰か判らなかったんで聞いてみたら、彼のお兄さんがインスパイアっていうバンドやってる知り合いで。で、彼の弟やっていうんでちょっと電話してみるかって。
―お兄さんもドラマー?
KATSUJI : そうですね。僕がドラム始めたんも兄貴が叩いてるのを聞いていたからで。僕がドラム叩く入り口を作ってくれたんは兄貴やったり、叩く場所を作ってくれた中学校のクラブだったりですね。そうでなかったら、高校入ってライヴハウスに出ることもなかったと思います。
TOSHI : 入る前に「まあ、話だけでもしようよ」って呼び出して、大人がこう、囲んで(笑)。「君はこれからどうするの?」って。で、たまたまそのバンドが、解散するかもしれないって時だったんで、「じゃあ、うち来たら」って。
―どうでしたか、正直。
KATSUJI : 僕はチラシでしか見たことなくて。凄いじゃないですか、「野獣下る」とかがーっと書いてあって。でも、当時ヘヴィメタも色んなスタイルが出てきていて、フラットバッカーとか聖飢魔Uとか。割と常識的なロックっていうようなことをやってたんで、こういうのもありかな、って思って練習見に行ったんですよ。そうしたら「“ぎ”」って曲で、KIBAが「ぎぎぎぎー」ってずっと歌ってて(笑)。面白そうなバンドだから、これはこれでいいかも、って。そうしたら、練習後に「ウチのバンドは皆が皆目立ちたがりだから、それぞれ勝手に衣装とかもやってるから。だから好きなようにやってよ」って言われて。
僕もまだ好きな音楽をやっているっていう意識もない頃だったんで、本格的に学ぶのもありやろと思って。それが16年前ですね。
―KENTAROさんが入られたのは?
KENTARO: 高校生のとき、ラウドネスを観に行ったら、オープニングアクトでGARGOYLEが出てて、凄い変わったバンドだなと思って。その半年くらいあとに、学校の先輩のKATSUJIくんがGARGOYLEに入ったって聞いて。
最初は興味本位で、手伝うというよりお邪魔して観させてもらう、くらいだったんですけど。で、東京でライヴやるっていうんで、俺も東京行ってみたいなってついていって手伝いして。それが1〜2年ですかね、そんなに長くはなかったんですけど、ライヴ以外の時に遊んでもらったりして。KIBAさんとパチンコ一緒に行ったり、夜はTOSHIさんの家で麻雀したり。
TOSHI : 学校行けよ!(笑)。
KENTARO : そんな感じで20歳くらいのときにGARGOYLEがメジャーに行くって。身近にプロの人ができたって思ってたら、その半年後くらいに屍忌蛇さんが抜けるって聞いて、で、「どう?」みたいな話になって。
その当時一緒バンドにやってた与太郎くんは元々GARGOYLEにいた人で、一緒に入って。
―どういう感じのバンドをやっていらしたんですか?
KENTARO: そんなに大きくは変わらないと思うんですけど、GARGOYLEほど幅は広くなかったです。
―ビジュアルのインパクトも凄かったですけど、あれはエンターテイメントの提示としてやっているのかなと思っていたんですが。
KIBA: 最初の頃って、新しい衣装で出るたびに笑われたんですよ。「なんじゃ、それは」って。
TOSHI : バーボンハウスとかで、幕張って、始まる瞬間に落とすと凄かったですからね。KIBAが天草四郎の格好で刀振り回してましたから。半分ぐらいは笑い声でしたね、ビデオに残ってるのを観ると。で、半分ぐらいが「うぉぉ!」って。それを楽しんでたんですよ。
KIBA : まあ、自分の中にないことをやっても駄目だなと思ったんです。ないことするより、自分の出来ることをしたほうがいいかなと。普通の格好で普通の頭でやるようなのも違う気がしたし。
TOSHI : 音楽をやってるんだから、音楽に時間を使うのは当たり前なんですけど、それ以外のことにも時間を使ってたんですよね。チラシ1枚作るんでも、コピーするだけじゃなくて色塗ってみたりとか。それに時間をかけることは苦痛じゃないし、そういうこともセットでバンド活動、みたいな。衣装を派手にしていくこともセットで。ひたすら上手くなりたいとか、そういうバンドじゃなかったですね。
―楽しいから始めて、楽しいからって皆さんも集まって。で、腰据えて行こうって思ったのはいつごろなんでしょう。
TOSHI: うーん……微妙ですねえ(笑)。
正直、メジャーに行った頃っていうのは、見たいと思ってくれる人がいっぱいいるんだったら、もっと見せたいって、そんな感じだったんですよ。
KIBA : 今も……腰は据えてると思うんですけど、でも楽しくなくなればやめると思うんですよね。ああだこうだ考えてないです。そのときそのとき楽しいと思うことをやっていて、それが今まではバンドをやっていくことやったんで。生きてる目的は別にバンドやることじゃないですからね。自分の人生が楽しくあるっていうことが目的で。どこかで決意したってことはないかもしれませんね。そのとき楽しいと思えることを実現する場がここにあるということで。
TOSHI : ギターが抜けたときも、東京で探すっていうテもあったんでしょうけど、それは頭からなかったんで。知り合いを入れようって、先ず(笑)。
上手い奴はごろごろいるやろうけど、そんな奴と一から友だちになんてようならんしって(笑)。実際、KENTAROのギターもそんなに聴いたことなかったし(一同爆笑)。
KIBA : ギターは練習すれば上手なるけど、仲良くはようならんもんね。
TOSHI : 多分、オーディションして「ああ、この子上手いし、格好いい」って入れてたら、とっくにいないと思うんですよ。
KIBA : 4人ともが、GARGOYLEは自分のバンドやと思ってやってますからね。別に誰かにやらされてるわけじゃないし、自分のバンドだと思ってやってると、やめるとか出てこないんです。誰かのバンドにしたがっているわけじゃないし。
 破 : GARGOYLEが作るもの。 
―実際楽曲作っているときに、中心になって引っ張っていらっしゃるのはどなたになるんでしょう。
TOSHI : 作詞は100%KIBAですけど、曲はみんなで持ち寄って。メインで作っているのはKENTAROと僕ですね。スタジオで、皆でセッションしながら作っていきます。
―最終的にまとまればOKという感じでしょうか。そのOKを出すのはどなたなんでしょう
KENTARO: 個人個人、例えば僕が最初に曲を持っていったとしたら、こんな感じでってセッションしていって、皆が納得した時点で僕も納得してるんですよ。ひとりひとりのセンスは信頼できるし。
―じゃあ、阿吽なんですかね。
KENTARO: 一日かけても全然出来ないこともありますよ。でも、それは色んな選択肢を試した結果なんで。巧く行くときは2〜3時間で出来ますから。
―KIBAさんの詞は独特ですが。
KIBA : いや、普通に書いてるだけなんですけど(笑)。僕、基本的に自分の詞は日本一だと思うんですよ。自分の思ってることがきちんと書けてるんで。だから、日本一の人は100人いるかもしれないし。言葉を使って、自分の思っていることを人に伝えられる場所を幸いにして僕は持っているわけで、どれだけ的確に言えるかっていうことが大切で。その部分では色々考えますけど。
―詞を書くのに時間がかかりますか?
KIBA : そうですね。書きだすまでに結構時間がかかって。言いたいことって、人間たくさんあると思うんですよ。その中で、どれを今言うべきかって、考えるのに時間がかかりますね。あとは、自分の感覚と人の感覚とのずれを考えると、公約数的なものを試行錯誤しますね。偶発的に出来るものは少ないです。
―KIBAさんの歌詞が乗ることで、イメージというのもかなり変わってくるとは思うんですが。
KENTARO: だいたいは、曲と詞が同時進行してて、ある程度固まってきたときに照らし合わせてってやるんですけど。最終的には落ち着くようになりますけど。こういうやり方でないとっていうのはないんで。やっぱり、言葉は言葉だけで成り立つことが出来るし、音楽は音楽だけで成り立つことが出来るんですけど、それが一緒になったときに、はまるとインパクトがあるものが出来ますよね。そういうものを作りたいし、聴いた人にも伝わりやすいと思うし。
―映像ものも結構作ってらっしゃいますよね。
TOSHI : 観る側には絵があったほうが楽しいと思うんです。作るのはしんどいですよ、正直。
KIBA : しんどい=つまらないではないですからね。作りたいという気持ちもありますし、自分らでも観たいバンドでありたいというのもありますしね。僕がお金を払うんだったら、こんな感じのバンドを観たいって。他の人が本当はどう考えているかは判らないですけど、自分だったら今こういうものが欲しいという思うものを作っているんですよね。
―「Thanatos」のPV見せていただいて、なんでこんなに楽しそうなんだろうって(笑)。
TOSHI : 撮るときは大変でしたよ(笑)。汗だくになりながら。
―あれ、いいですよね。誰がどのマスク被ってるのか、歩いてるの見ていて判りますし(一同笑)。
TOSHI: 判りますか(笑)。
―下手すると通報されちゃいそうですが。
TOSHI : 一応ゴミ袋に「ビデオ撮影中。ご協力ください」って書いてたんですけど、風に飛んでいっちゃって(笑)。まあ、東京だともっと恐くて変な人いっぱいいるんで。
KENTARO : ビデオカメラがあるから。なかったらちょっと、ねえ?
KIBA : でも、ビデオカメラ構えてるのがウサギだったりするんですけどね(笑)。
―ああいうアイデアも皆さんで出し合って?
KIBA : そうですね。基本的にメンバーだけで作ってるんで。
―「天地日月」について聞かせていただけますか。
TOSHI: 最初は「Thanatos」のプロモを作りたいっていうのがあって。KIBAは映像監督を目指していた奴ですから、結構映像を優先するほうで。で、じゃあ「絶滅種(4曲入りビデオ)」みたいにやりましょうかってなったんですけど、そのときってスケジュールもきつくて、今までの中でいちばんしんどかったんで。肉体的にも精神的にも。あれをもう1回やるのかと思ったら二の足踏んでしまって(笑)。でも、新曲として出したいねっていうのがあって。特にKENTAROひとりになってからの映像が、ライヴ映像もなかったものですから。
KENTARO: 与太郎くんがいたときのものはあったんですけど、4人になってからのものはなかったんですよ。
TOSHI: それで色々考えてお客さんからの要望も聞いて。「終わりの始まり」っていう、1日で93曲やったライヴのビデオがあるんですけど、それがもうストックがないんですよ。それもまとめたら、DVDのほうがいいかなって。それでDVD-BOXとか考えようかって。。
KIBA: で、BOX出すんなら、10枚組が格好いいから10枚組にしようって(笑)。
―先に数があるんですか(笑)。
KIBA : はい。で、箱に入れてって。それは多分、さっきも言ったように、自分らがそういうのが欲しいっていうことなんですけど。
TOSHI : それで今までの映像を集めてみたら、ちょうどそれくらいのヴォリュームになって。
KENTARO : 1枚目に最初のプロモーションビデオから最新のものまで入れてあるんで、観たらヒストリーも判るという。
―解散したバンドでもないのに、そんなもの堂々と出しちゃうんですねえ(笑)。
KIBA : 解散したら出さないですもん(笑)。解散してるときは、次にもうやりたいことがあるときなんで。
TOSHI : ま、17周年記念。中途半端な(笑)。今やりたいってなって、状況的にも出来そうやと。お金かかるもんですけど、今なら何とかできるって。今やりたいことをやっておかんと。
KIBA : 来年になったらやりたくなくなってると思うんで。
やりたいことで、出来ることは何かって考えます。やりたいことがすべて出来るわけではないんで、その中で今出来そうなことをやっていこうと。やりたいことをやれる場があって、今のところそれを受け取ってくださっている側がいるので。
―お話を伺っていると、観客視点を非常に感じます。
KIBA : 自分がGARGOYLE好きですからね。
KENTARO : 人に受け入れられようとしていても、自分が考えてまうわけで。それで受け入れられなかったら悲しいやないですか。それなら、自分が自信を持って出せるものをやりたいし、自分もそのほうが楽しいし。それをお客さんが好いてくれたら、嬉しいし。
KIBA : こんなん受けるんちゃうかって考えるより、自分はこれが好きやって出したいんですよ。
KENTARO : 多くの人に見て欲しいとは思うんですけど、受け入れられるものを作ろうというんじゃなくて。とにかく売れようっていうんやったら、多分もうなくなってるか、凄い売れてるか。
TOSHI : どっちかやな(笑)。
 急 : GARGOYLEの思うこと。 
―如何にもGARGOYLEの影響を受けてるなあと思うバンドも随分出てきていますけど、どうですか。
KIBA: 嬉しいですね。音楽も含めて、種を蒔くことってあるじゃないですか。僕らは種を蒔いているだけなんで、受け取る人がどう思うかはその人次第やし。それでまあ、ロック格好いいなって思ってバンドやってくれてるんやったら、種は蒔けてるんやなって思うし。
TOSHI: 自分らもイベントとかで見ていて、面白いバンドが好きなんで。面白いバンドっていうのは、なんか違う……なんかいいもんがあるやろって思えるバンド。
KIBA: 僕らも、他の人が違うんじゃないかっていうような格好をしていたりしたわけで。要するに、どっかの邑に入るのが厭でああいった格好をしていた部分もあるんですよね。ビジュアル系みたいに、そこに入りたくて変わった格好をしているのはつまらないんですよ、見てて。それよりはそこからはみ出したいんやろうなっていう人のほうが好きですね。そういう人に「GARGOYLE好きだったんです」って言われると、はみ出したい気持ちが好きだったんだろうなって、凄い嬉しい。
―常に、「如何にはみ出すか」っていうのがひとつのテーマなんですね。
TOSHI : 僕らが大阪で始めたときっていうのは、ジャパニーズ・ヘヴィメタルの中に入りたいんじゃなくて、そこから出たいっていうのがあったんですよ。皆そんなことを考えて、色んなジャンルが出てきたっていうのはあると思うんですけど。
KIBA : 取り敢えず変わったことをしたいっていうよりは、「らしく」やりたいんですよね。自分らしくやりたいって。でも、そうやっていくと、はみ出していくんやろうなって。
―逆にあざとい感じがすると厭なんでしょうか。
KIBA : 「そこに入って安心したいのかよ」って感じると、ものを作るっていうのはそういう行為ではないだろうって思うんですよ。ものを作るっていうのは、何かに抗う行為だと思うんで。
―例えば、GARGOYLEをまだ聴いたことのない人に説明するとしたら、どういうバンドだと説明なさいますか?
KIBA : ライヴの面白いバンドだと。
TOSHI : 難しい……どうなんでしょうね。見てて飽きないんじゃないでしょうか。僕らがやっていて17年間飽きてないんで。1年や2年では飽きないバンドだと思いますよ。あとは、好き嫌いがはっきりするバンドだと思います。
KATSUJI : 近所のおっちゃんとかおばちゃんたちに、「お、兄ちゃんこれ(ギター弾く真似)やってるんやな」って言われて、「どんなんやってるん?」って。「まあ、どかどかうるさいものやってるけど、ライヴ観たら元気になるで。1回観に来てや」って結構呼ぶんですよ。で、皆だいたい元気になって帰ってくれるんで(笑)。「面白いもんやってるね、また行くわ」って。
TOSHI : 説明は出来ないんですよね、こういう音楽をやってるって。
KENTARO : やっぱり、ライヴに一度足運んでもらえたらなって。ライヴってやっぱり限られた時間のものだし。興味を持ったら一度聴いてみてほしいなって。どういうイメージを持つか判らないですけど、でも聴いてもらえて観てもらったら楽しんでもらえると思っているんで。
TOSHI : 続くっていうのは、何か理由があるんだなって。何か……僕らにはわからないんですけど。
KENTARO : ツアーやっていても、毎回曲順もやる曲も違うんですよ。今回特に、DVDのツアーをやってるんで、本当に久しぶりにやってる曲もあるんで、数年ぶりに見に来てくれても楽しめるんじゃないかなと。
―ああ、ツアーっていっても、セットリスト1つ持って回るんじゃないんですね。
KIBA : 違いますね。毎回、その日にならないと曲順決めないんで。
―それって、その日のメンタリティに合致している曲を選んでいるってことでしょうか。
TOSHI: というかね、毎日同じことようしないんですよ。同じメニューだと、1回やったあと計算してしまうやないですか、「明日はこうしておこう」みたいな。そんなん、ライヴじゃないんですよ、僕らには。
KIBA : 自分らが観たいバンドはそんなんじゃないんですよ。
KENTARO : 1ツアー同じセットリストで回ってたら、クオリティは上がっていくと思うんです。でも、GARGOYLEはクオリティを上げることより、勢いを出して、テンションを伝えることを考えていきたいバンドなんで。
TOSHI : 決め事を決めないっていうのがいちばん大きな決め事というか。
―これからの展開として考えていらっしゃるものがあれば。
TOSHI : ちょうどDVDのツアーなので、それが終わったらまた違うものを作りたいなと。今回は今までの集大成みたいなものなので、新しいものを。
KIBA : 具体的なものよりは、そのときやりたいものをそのときそのときに。今までもそうやって来たので。
―思い立ったらすぐに動かないと気がすまない?
KIBA : 時間空くと、その頃にはやりたいかどうかわからないですからね。やりたくないことをやるほど無駄なことはないんで。戦略的に物事を進めたくないというか。せっかくそのときにやりたいことをやれるような環境なんだし。その場その場でやってきたのが受け入れられたのが17年続いてきたわけやし。
―コンスタントに音源も出して、ライヴもあれだけのペースでやっていて、働き者だなあと思ってたんですが、働いてる気はないんですね。
TOSHI : ないですねえ(笑)。
KIBA : まあ、楽しいですね。やってて楽しいので、生きていて楽しいので、幸せです。だから皆幸せに生きていて欲しいです。GARGOYLE見なくてもいいんで(笑)。
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終始和やかで笑い声の絶えないインタビュー中、
KIBAの「大切なのは、どこでやるか、何をやるかより、自分たちの在りよう」
という一言がこのバンドの核を表していると思う。
GARGOYLEを知らないあなた、あなたは知っている人よりほんの少し不幸かもしれない。

 [GARGOYLE Offisial Site ] http://firstcell.net/gargoyle/paso_index.html
GARGOYLE_Profile
GARGOYLE
Vo. KIBA
G. KENTARO
B. TOSHI
Ds. KATSUJI
LIVE INFORMATION
9/12(日)
川崎 CLUB CITTA'
9/26(日)
高田馬場 PHASE
10/9(土)
渋谷 O-East
・CD・
Information
gargoyle_dvd
天地日月
−我在護意留全集−
1987〜2004
2004.7.10発売
fcdv-0001
\30,000 (TAX IN)