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―じゃあ、本当だったらもっと早く出会ってても不思議はない感じですね。 |
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澄田: |
そうだね。今思えば、だけど、加奈ちゃんとやりはじめたときにも、最近会ったって感じがしなかったよね。 |
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中山: |
うん。澄ちゃんを紹介してくれたのが、最初のドラマーでもあるマッド大内って人なんだけど、彼にはその前にもソロ・ツアーに参加してもらってたの。で、ギタリストどうしようかなってときに、「格好良くて、スティーヴ・スティーヴンみたいなギタリストいない?」って聞いたら、「澄ちゃんどう?」って、で、恵比寿のハワイ料理屋で呑んで。それが始まり。 |
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―それは、中山さんが新しいバンドを組もうと考えていたということですか? |
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中山 : |
最初は私のソロ・ライヴ1本だけってことだったんだけど、楽しすぎたので「もっとやろうよ」って。 |
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澄田: |
なんかね、不思議なほど盛り上がったんですよ。高校生が「この4人でバンドやろう!」みたいなノリがあったよね。もう30代も半ばなのに(笑)。 |
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中山 : |
リハのあとに呑みに行くだけじゃなくて、花見しようとか、一緒に四七士の墓参り行ったりとか、急激に仲良くなって。 |
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澄田 : |
本当に高校生みたいで。「アメリカン・グラフィティ」とか、あんな感じの。 |
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―あんまりそういうことってないものですか? |
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中山 : |
うん、大人になるとないですね。本当に奇跡のよう。最初にハワイ料理屋で呑んだのがよかったのかもしれない(笑)。なんか南国のコテージみたいで。 |
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澄田 : |
楽しかったよね〜。あれは信じられないほど楽しかった。 |
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中山 : |
それで、リハに入ってみたら、なんて格好いいんだろうって。私はこんな格好いいバンドをやりたいって。凄いことが始まったって思いました。いちいち出来事に感動して。で、これはバンドにしたいって言ったら「いいよ」って。最初は、私もみんなの負担になりたくないって思ったんで、「迷惑はかけません。リハも月に一回でいいです」って言ってたんだけど、もう加速してるので。
それでね、ライヴやろうと思ったんですけど、どうやったら出られるのか判らないので、TV出演のときのビデオダビングして、あと葡萄か何か買って「やらせてください」ってライヴハウスに行ったの
。 |
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澄田 : |
手土産持参(笑)。 |
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中山 : |
曲も面白いように出来たし。必ずライヴでやってる曲に"E.V.D.H.(Everybody
VooDoo Hawaiians)"っていうのがあるんですけど、バンド名が未定のときに澄ちゃんがその曲作ってきてくれて。もうお囃子もあるし、完璧だって(笑)。 |
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―バンド名にハワイが入ってくるのは必然だったと(笑)。 |
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澄田 : |
うん、なんかね、語呂もいいし、尖った感じと柔らかい感じもあるし。あとね、ハワイって加奈ちゃんのイメージがあるじゃん。 |
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中山 : |
……あるんですかね?(笑)。 |
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澄田 : |
少なくとも冬じゃないじゃん。湿度がない感じの。かーんって明るい感じ。 |
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―もしかして、おふたりってノリが近いですか? |
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澄田 : |
うん、それはある。 |
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中山 : |
心理テストをやったらね、ふたりとも幸せを感じる度合いが物凄く高いの(笑)。ご飯食べてても「美味しい! 幸せ!」って。 |
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澄田 : |
それが極上のキャビアであっても、富士そばであっても変わらないわけですよ(笑)。 |
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―高揚感とか、幸福感って場に大きく左右されると思うんですが。 |
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澄田 : |
ああ、共有したいっていう気持ちは常にあるよね。盛り上がりたいというか。ひとりで面白いってあんまりないよね? |
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中山 : |
うん、あんまりないですね。共感したい、共有したいっていうのがふたりとも大きいかもしれない。やっぱり、人と共有したくて音楽をやってるんですよ。 |
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―お互いがお互いの増幅装置になってる感じでしょうか。 |
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澄田 : |
ああ、それあるかも(笑)。前にね、アンケートに面白いことが書いてあったの。「ふたりの盛り上がる感じって、逆のこともあるから気をつけてください」って(笑)。 |
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中山 : |
ステージに立つとね、がーっと行きたくなっちゃうんですよ。でね、澄ちゃんががーって来ると、もっと私も行きたくなっちゃうの。澄ちゃんもヴォーカルに遠慮するタイプじゃないし。で、このふたりがフロントに立ってたら、無敵かもしれないって、割と初期のころに思って。お互いを補いあえるし。観てて楽しいんじゃないかなと。 |
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―おふたりとも原色というか、華やかですよね。 |
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澄田 : |
ああ、それは言われる。原色な感じって。 |
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中山 : |
もっと格好つけてやれればいいんだろうけど、どうもハッピー感が強くて(笑)。 |
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―コンセプチュアルに考えるというより、自然発生的に出てくるものが大きいんでしょうか。 |
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澄田 : |
こんなふうにやってみようとか、そういうことは考えるけどね。絵が見えればいいかなとは思うけど。「後ろから逆光が来るのよ!」みたいな(笑)。 |
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―いつもそんなふうにイメージを伝え合っているわけですか? |
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澄田 : |
そうだね、まあ、あんまり抽象的な話にはしないけど。なんか、ちゃんと伝わってるし。 |
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―言語感覚が近いんでしょうか。例えばひとつのことを言いたいのに、ひと言で済むこともあれば、言葉を尽くさないと伝わらないこともありますよね。 |
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澄田 : |
ああ! それは解る(笑)。加奈ちゃんにはね、はっきり言って全然気を遣ってない(笑)。何か通じてるなって。やっぱり真意が伝わらない相手もいますからね。俺にとって加奈ちゃんは凄く解りやすい。 |
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中山 : |
解りやすかろう(笑)。 |
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―子どものころって、他には全く通じないんだけど、遊びがちゃんと成立していたりしますよね。ローカル・ルールというか。 |
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中山 : |
そんな感じはありますね。その状態のまま、もう5年も経っているんで、物凄く増幅されているかもしれない(笑)。 |
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―あのー、お互いの厭なところってないんですか? |
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澄田 : |
欠点を言えって?(笑) 加奈ちゃんはね、前ノリなんだよ、前ノリ!(笑)。 |
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中山 : |
私って思い込むと走っちゃうんで、そうすると澄ちゃんが「まあまあ、落ち着きなさい」って(笑)。「ああ、解ってくれてるんだな」って思います。 |
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澄田 : |
いや、正しいんですけどね。そういう勢いみたいなものがないと。 |
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中山 : |
典型的なB型で(笑)。飽きっぽいし。 |
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澄田 : |
あ、でもそれ言ったら俺も飽きっぽい(笑)。 |
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中山 : |
同じことを続けてると楽しめなくなってくるんですよね。 |
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澄田 : |
そういうふたりが一緒にやってるんでね(笑)。でも、例えばバンドやってると、同じ曲を何度もやらなくてはならない、というようなことがあるわけで。その中でどう面白がれるかっていうのが、俺たちの課題かな。 |
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中山 : |
どんな場所でも、如何に楽しいパーティを繰り広げられる体質になるかっていう、そういうところに行きたいですね。直前まで厭なことがあっても、スイッチがパンと入って楽しくなれるっていう。そういうクセがついてきているのは有り難いですよね。 |
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―今、第3期というところだと思うんですが、おふたりのテンションは変わってないわけですよね。 |
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澄田 : |
もう3期か(笑)。 |
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中山 : |
まだ1回しかライヴやってないけど(笑)。 |
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澄田 : |
なんやかんやと、ずっと動いてましたからね。今は少しのんびりしててもいいかなと。 |
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中山 : |
前と同じようなライヴだったら、それこそ明日にでも出来ると思うんですよ。でも、次に行きたいから、ちょっとリフレッシュしているところで。 |
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―おふたりとも、他のこともやってらっしゃいますよね。その中でVooDooってどういう位置づけなんでしょうか。 |
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澄田 : |
やっぱり、いちばん最初に来ますね。やってなくても、常に。
肩書き的にも「VooDooの澄田」って思ってるし。 |
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中山 : |
私は遊びでセッションをやってる感じなんですけど、他の曲を歌ってても、それがVooDooの次に繋がっていくのかなと思ったり。遊びすぎてるんですけどね(笑)。私にとってVooDooは……生意気なんですけど、どっか自信があるんですよね。絶対に楽しいライヴが出来るとか、ふたりでがっと前に行ったら、見栄え的にもいいだろうなとか。 |
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澄田 : |
だから、不安とか心配ってないんですよね。あとは本人たちがどこまで面白がれているかっていうところで。 |
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―ホームに帰ってくる感じですか。 |
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中山 : |
それは凄くありますね。だからいいライヴが出来たなーって思うと、もう笑うよね。わははははって(笑)。こんな感じって、他にはない。 |
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―ステージ写真を拝見して思ったんですけど、全部笑ってますよね(一同爆笑)。 |
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中山 : |
よく笑ってますよね。楽しくて。 |
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澄田 : |
笑いって大事でしょう。笑いのないバンドって面白くないですよね。 |
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―05年の抱負というか、ご予定を。 |
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澄田 : |
まあ、人前に出てやるかどうかっていうことはともかく、曲は作っていきますよ。乞うご期待ってことで(笑)。 |
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中山 : |
ぼちぼちミーティングもしますんで。ゆっくりしたペースでも、なくなることはないんで。 |
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―自分の中に飢餓感が生じるのを待ってるとか(笑)。 |
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澄田 : |
あ、加奈ちゃん結構そういうの好きだよ(笑)。 |
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中山 : |
そうかも(笑)。 |
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