ミュージックウェブマガジンばんび
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ばんびが注目するイチオシ☆BAND紹介。
CAST No.18 ALL TOMORROW'S PARTY
ALL TOMORROW'S PARTY
The Velvet UndergroundやMy Bloody Valentaineのコピーから始まり、マイペースに活動を続けてきたALL TOMORROW'S PARTY。
この夏海外のレーベルからアルバムをリリースし、さらに新たなメンバーが加わった彼らのこれまでとこれからを聞いた。

ALL TOMORROW'S PARTY:北目 哲郎
Vocal.  北目 哲郎
ALL TOMORROW'S PARTY:高橋 佑典
Guitar.  高橋 佑典
ALL TOMORROW'S PARTY:アサノ ヨシタカ
Bass.  アサノ ヨシタカ
ALL TOMORROW'S PARTY:石川 太朗
Drums.  石川 太朗
ALL TOMORROW'S PARTY
ALL TOMORROW'S PARTY
ALL TOMORROW'S PARTY
―まずは結成の経緯について教えて下さい。
北目: 前にやってたバンドがありまして、それと同時進行でコピーバンドを遊びでやってたんですね。前のバンドが解散する運びになったんですね。その時に遊びでやっていたバンドを本格化しようかなーって言って始めてるんですよ。見ず知らずの人が集まってきて始まったんじゃないんです。ベースのアサノとドラムの石川が一緒に前のバンドをやっていて、もう1人ギターがいて。
―前のバンドとの音楽性は変わったんですか?
北目: 俺の中では変わってないですけど、前のバンドはフロントボーカルがいて、そいつがメインで作詞作曲やってたんですね。だから見る人のイメージが違うと思いますけど、俺の中では変わってないです。
―それからは北目さんが詩や曲を書かれるようになったんですか。
北目: そうですね。それまではThe Velvet UndergroundのコピーとかMy Bloody Valentaineとか、色々やりましたね。そういうのを遊びでやってて、年に2回くらいライブやったりして。その時はメンバーが流動的で遊びみたいな感覚だったんで、女の子入れてやってみたりしたんですけど。
―アサノさんは前のバンドから一緒だったそうですけど、それは北目さんと音楽性が合ったからですか。
アサノ: それもあるし、そんなに深く考えずにいいよーって。
―(笑)。お2人のお付き合いは長いんですかね。
北目: 出会ってからは長いですね。10年くらいになりますかね。10年くらい前にさかのぼると彼も別のバンドにいたんですね。仙台とかで。
―アサノさんも山形なんですか?
北目: 彼は仙台なんです。ALL TOMORROW'S PARTYの前のバンドは福島が拠点だったんですね。福島ってそんなにライブハウスがないんで、仙台に行ってやってたりしたんです。そこで知り合ったんです。
―福島の音楽シーンてどうなんですか?
北目: 全然ないですよ(笑)。ないから大変でしたよ。だからすぐに東京のインディーレーベルとコンタクト取るようになったんですよ。
―東京に出られたのはいつぐらいなんですか。
北目: 10年前です。
―その時に浅野さんもご一緒だったんですよね。
アサノ: 前のバンドの後期からなんですけど。いいよーって(笑)。その時はもう東京に住んでて。もうその時はALL TOMORROW'S PARTYをやってたのかな?高橋君はその頃客でしたよ。
―え、そうなんですか?!
高橋: 見に行ってました。青春でしたよ、僕の。
アサノ: やけに暴れる客だなーと思って。1人だけ頭真っ赤にしてて。その時モヒカンだったよね?
高橋: 違うじゃないですかー(笑)。
―どこまで信じていいんですか(笑)。
アサノ: これからは「ハードコアっすよー」って言ってたよね。彼のやってたバンドはそういう音だったんですよ。
高橋: 全然違いますよー。浅野さんを8年くらい前から知ってたんですよ。
アサノ: 俺のこと知ってたんだ、マジで?
高橋: お互い知ってたじゃないですか(笑)。会った時、俺20歳くらいですよ、公民館で。
アサノ: マジで。ま、いいや。そういうプライベートな話は後で。
一同: (笑)。
高橋: 食い違いがありますね。
アサノ: 意見の相違があるから脱退した方がいいんじゃない。
高橋: クビですか。
一同: (笑)。
アサノ: 方向性の違いにより。
―それは後でじっくり話して下さい(笑)。
北目: 彼が入ったのなんてここ1ヶ月くらいですよ。ずっと3人でやってて、探し始めたのはここ1、2年の話なんですけど。何人かギターの友達を誘ってやったりして、最近彼に落ち着いたんですけど。
―ギターをもう1本入れたいと思ったのは何故なんですか?
北目: 最初は3人でやっててかっこいいと思っていたんですけど、やっていくうちに音圧というか見た目の派手さが足りないんじゃないかと思い、探し始めました。
―高橋さんを選んだ決め手は何ですか?
北目: 知り合いだっていうのもあるし、プレイアビリティーが良かったというか。リハーサルで一緒にスタジオ入ったら良かったんですよ。
―ギターが増えたことで音が変わっていくんでしょうか。
北目: そうでもないですね。ただ単純にリハーサルやライブで音圧が欲しいという。作品は僕が1人で色々ギターを重ねて録っているんですけど、それを1人でライブで再現するのは不可能なんですよ。そういうのもあってもう1人ギターが欲しいなと。 あと3人ていうのは割と煮詰まることがあるんですよ。お互いがよく見えるから。 4人いると、例えば食事などをしている時に2人ずつに別れて話をしたり出来るじゃないですか。音楽を作っていくにあたって、そういうのを感じも出せるじゃないですか。だから4人とか5人とかがいいですね、今は。
―今は? 変わるかもしれないけどってことですか。
北目: そうですね。
―お1人ずつお聞きしたいんですけど、普段はどんな音楽を聴いてらっしゃるんですか。浅野さんから。
北目: つじあやのだよね。
アサノ: そうだね。最近は湯川潮音。今日も聴いてました。
―どういうとこがお好きなんですか。
北目: いい感じで。浮遊感漂うところが。あとはBaxter Dury。Ian Duryの息子なんですけどそれがまたかっこいいんですよ。ソロなんですけど、音的にはバンドサウンドなんですよ。昨日はMC5とUnderworldのDarren Emerson のソロを聴いてました。ipodのランダム機能で古今東西色々聴いてました。
―高橋さんはどんなものを聴いてらっしゃるんですか?
高橋: boa(ボア)っていうバンドを聴いてます。韓国の人じゃないですよ(笑)。UKの女性ボーカルで4人組の。最近8年ぶりにニューアルバムが出て。1stに入っている曲がアニメ「Lain」の主題歌で、その曲が好きでずっと2枚目が出ないかなって待ってたんです。7年越しの夢が叶いました。曲調は変わってたんですけど、ツボな感じでした。テクノも好きです、京都在住のレイ・ハラカミとか。その人も春先にアルバム出て。あとはゲームミュージックとかも好きです。ファミコンからプレステ、今に至るゲームミュージックが好きで聴いてます。
―石川さんは普段どんな音楽を聴いてらっしゃるんですか。
石川: 最近は音楽を聴かないですね、全然。もっぱらやる方です。 My Bloody Valentineとか聴いて育ちましたけど、最近は新しいのを開拓するのに疲れちゃって、昔聴いていたのをipodに入れてランダム再生してますね。 家の中では聴かないんで、通勤途中にipodで聴くくらいですね。
―北目さんは?
北目: GoldfrappのFelt Mountainと1978年のtelevisionsのライブ盤ですね、今日は。 Goldfrappはイギリスの男女2人組なんですけど。歌もので全部シンセ。これは自分で見つけました。あとはほんとずっと聴いているものばっかりですよ。Sly & The Family StoneとかT. Rex とかStonesとか。 踊れるやつが好きかな。
―自分が作るものと聴くものは別ですか。
北目: いや、一緒ですね。一緒のつもりでやってます。本来ロックなんていうのは踊る為の音楽なんです。ダンスパーティーとかのバックでささやかに演奏してて、フロアでみんなが踊れるのがロックなんですよ。50年代とかサーフとか。そっからきてるんで、やっぱビートですね。最近聴くのもビートの面白いやつ、踊れるように作ってあるものが好きですね。Strokesとかね。
―今回はL.A.のレーベルからアルバムを出されていますけど、どういった経緯なんですか?
北目: 軽い気持ちでデモ音源を自分で作って。13,4曲録ったんですけど、割と良くて。海外の自分の知っているレーベルに送ったんですよ、6,7社くらい。その中の1つ、BOMP!レーベルから返事が来たんですよ。タイミングがよかったでしょうね。
―全米で売られているんですか?
北目: カナダとアメリカで。それを今後につなげていきたいですね。今はまだ出ましたってだけなんで。ゆくゆくは向こうでライブをやってみたいですけど、まずは国内で販売したいですね。 今ライブに来て下さっているお客さんがいるので、そういう人達を大切にしたいっていうのはあるので。
―主催イベントはどういう形でやってるんですか。
北目: 単純に自分が好きなバンドを呼んでやってますね。あんま共感を覚える人は少ないんですけどね。自分達のスタイルはアンダーグラウンドだと思っているんですね。 アンダーグラウンドなとこにかっこよさを求めているんで、日本だとなかなかそういう点でかっこいいバンドがいないんですよ。
―どんな人をイメージしてるんですか?
北目: それはThe Velvet Undergroundですね。Andy Warholとか。
―ある意味メジャーですよね。
北目: それがいいんですよ。だからメジャー性も持っているんだけど、アンダーグラウンドなかっこよさが漂っているっていう。自分が持っていることをやり通してメジャーになれるのがいいですね。
―今の自分達の音で多くの人に聴いてもらえたらいいなということですか。
北目: あるけど、アンダーグラウンドなんで(笑)。ライブをやるのは好きですけど、やればいいってもんでもないですし。聴いてもらうために何かをするってことはないです。 CDがないとか「ライブいつやってんの?」「来年の夏ぐらいにやるらしいよ」っていうかっこよさもあると思うんですよ。
―いつもやっているんじゃなくて枯渇感をもたせるみたいなことですか。
北目: そういう風になりたいですね。
アサノ: マジで?
一同: (笑)。
―何をしている時に曲が浮かびます?もしくは書こうとして書くタイプですか?
北目: 曲出来ない時出来ないですし、出来る時は出来るんでなんかあるんでしょうね。自然に浮かんでくるんでしょうね、やっぱり。書こうと思って出来たのってあんまりないですよ。書こうと思うんですけど、毎日。だからストックは結構あります。多作です、多分。今回みたいにアルバムを作ろうってなったら自分でピックアップして、さらにバンドでやってみて、そっからピックアップしてって感じです。
―テーマをもって選ぶんですか。
北目: 何でしょうね。気分ですね。カチッとは決めず。
―バンドの中でコレは違うんじゃないのってことにはならないんですか。
北目: ありますよ。これパクりじゃんかとか。
―(笑)。
北目: 演奏して良くないのは良くないんだなって言うのを認識しましたね。 自分達っぽくないのはないんですけど、いい曲は呼ぶんですよ、アレンジを。やってて行き詰ってああでもないな、こうでもないなってやるのは良くないなと。 考えなくても出てくるものがいいものじゃないかと思います。 家で作業した時にどうかなってのもあって、バンドでなんとか助けてもらえるかなって持ってって、そっから膨らむかもしれないというのはありますね。
―北目さんが書いた詩と曲を渡して、皆さんが弾くって感じなんですか。
北目: そうですね。他のメンバーは書きませんから。そうしようって言っているわけでもなく、今後もそうしようっていう訳でもないんですけど、 今までそういうスタイルできているという。
―浅野さんは北目さんが持ってきた作品に対してどんなアプローチをするですか?
アサノ: 個人の解釈の仕方だと思うんですけど、俺の場合はこうしたいんだなっていうのはやらない。他のメンバーもこの曲はこうだろうって聴くとするじゃないですか。ストレートにこうやるぜっていうのはそれで完成形で聴いている側はどうしようもないじゃないですか。こういうものかって。 そういうのあまり好きじゃないんです。敢えてやらずに聴く側を、キザな言い方すると、裏切るっていうか。おいおい、この曲でこんな風に弾くのかよっていうようにしています。 アレンジの方向性が2つあって、そっちにいっちゃったらお決まりのパターンになっちゃうだろうっていうのはやらないですね。敢えて発言とかはしないですけど。自分で勝手に解釈をしてやるようにしていますね。
―面白い発想ですね。石川さんはどうしてますか?
石川: アレンジも良し悪しがあるじゃないですか。アレンジを良くしたいって考えてはいるんですけど、その時の体調や聴いている曲とか、手癖とかで固まっちゃう時があるんですよね。それと葛藤するのが大変です。あとは北目君が持っているイメージを見て、どうすればいいのかなって悩んでます。同じ曲でもやっているうちにアレンジが変わっていきますよね。その曲に対していいアレンジがあって常にそれを突き詰めているって感じです。
―高橋さんは慣れました?
高橋: 曲は覚えました(笑)覚えて、しっくりき始めた感じです。まずは雰囲気やノリを読み取るってところですね。
―見てたバンドに入るってどういう感じですか?
高橋: びっくりですよね。でも自分が聴いていた曲を弾くことに特別な感情があるのではなく、今度は単純に弾く側だなーって。
アサノ: この間電話でモヒカンにしてもいいですかねーって言ってたよね。ハードコアだからグイグイ行きますよって言ってたじゃない。
一同: (笑)。
高橋: いやいや、俺ハードコア通ってないですから(笑)。
―そう思わせる根拠があるんですか(笑)。
高橋: 自分がギターを弾いてきた中で技巧派なものもあるから冷やかされてるんすかね。
アサノ: ボブ・ディランのバンドにヴァン・ヘイレンが入ってきたみたいなもんだよな、いい意味で。いきなりヴァン・ヘイレン色は出さないけど後々出すぜっていう。
高橋: いやいや。隙あらば。
一同: (笑)。
高橋: おそらくそういうのは出ないと思いますよ。さっき北目さんが言っていたんですけど、曲が呼ぶアレンジっていうのはあると思うし。お決まりのこういう曲にはこういうフレーズだっていうんじゃなくて、しっくり来るっていうのがあると思うんです。誰かが聴いてニヤリっていうのじゃなくて。曲の完成形があって、それをコピーする感じ。それが曲に呼ばれるって感じにつながるのかな。毎回毎回呼んでもらえるといいんですけど。
一同: (笑)。
―今後どうなっていきたいかというのを聞かせて下さい。
北目: 人生もそうなんですけど、バンドは宇宙船なんですよ。周りは暗闇で。今までは太陽というか光を求めて漂ってたんですけど、光がないことに気づきました。最近。人生もそうなんです。常に暗闇ですね。
―答えがあるものではないということですか?
北目: そうでもないですね。ずっと手探りで暗闇で、出口もなく光もないところを漂っているっていうその感じを出したいんですよ。今までは違ってて、どっかに光というか希望があると思ってたんです。
―それはネガティブなんですか?
北目: いや全然。むしろポジティブです。そういう「からっぽな」感じを出していきたいですね。で、かつ踊れる。昔の名曲もだからなんだっていう感じなんですよ、きっと。それを聴いて救われるとかあるかもしれないですけど、曲はそれ以上でもそれ以下でもないんですよ。そういうのを形にしたいですね。そういうことをやっている人は日本のライブハウスにあんまりいないんですよ。皆なんか希望を求めているような。連携とか。そうではなくもっと暗くて、暗闇の感じを出したいですね。だからって絶望的な音ってことではないんです。今までに無い感じを出したいんですよね。人生ってそうじゃないですか。日常生活なんて特に出口なんかないじゃないですか。もっとリアルな感じを出したいです。女の子に受けるんじゃないかとか客が増えるんじゃないかとかではなく。ヒリヒリした感じとか。人生の根っこの感じを出したいです。
アサノ: カオスだ。
北目: カオスだね、ロックンロールはカオス。人生なんて死ぬまでよくわかんない訳じゃないですか。そういう感じです。
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頭で考える前にいつの間にか体が音に反応している。
そんな音楽が流れる宇宙船でダンスパーティー。
近い将来そんな日が来るかもしれない。

 [ ALL TOMORROW'S PARTY Official Site ] http://www.alltomorrowsparty.com
ALL TOMORROW'S PARTY
Vo. 北目 哲郎
G. 高橋 佑典
B. アサノ ヨシタカ
Ds. 石川 太朗
LIVE INFORMATION
11/19(土) SENDAI CLUB JUNK BOX
12/7(水) 高円寺UFO CLUB
12/30(金) Zher the ZOO YOYOGI
・CD・
Information
Yoo Doo Right, Yoo Doo Slide
「Yoo Doo Right, Yoo Doo Slide」
2005.8 Release

ALIVE RECORDS
(alive0064-2)
 \2,183(tax in)
1. sympathy for the junkies
2. love can bring you down
3. light of love
4. in shade of blue
5. healer
6. cracked
7. juliette
8. fever
9. as tears go by
10. bad bee says
11. sure love
12. the night porter
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Cast 1.Spy"C" Dildog
Cast 2.OOLONG CHILD
Cast 3.MOSQUITO SPIRAL
Cast 4.FANBLE
Cast 5.wash?
Cast 6.GARGOYLE
Cast 7.Grand Nude
Cast 8.HER CIGAR
Cast 9.THE EASY WALKERS
Cast 10.VooDoo Hawaiians
Cast 11.MeGAROPA
Cast 12.The GRAPPS
Cast 13.MUTE
Cast 14.カリキュラマシーン
Cast 15.GARGOYLE
Cast 16.
BARBIE ATTACK DOLL(S)
Cast 17.Velvet Spider
Cast 18.ALL TOMORROW'S PARTY