ミュージックウェブマガジンばんび
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ばんびが注目するイチオシ☆BAND紹介。
CAST No.20 ズクナシ
marmite
インタビューに応じてくれたのは、ギターと唄・GOODSUNとドラムコーラス・茜。
会う前は勝手ながら怖そうな人達というイメージを抱いており、緊張の糸が解けないままインタビューに臨む。
言葉を探しながら真摯に自分達の思いを伝えようとする2人。それが杞憂だったと判るまで時間はかからなかった。

ズクナシ:GOODSUN
ギターと唄 GOODSUN
ズクナシ:marico
ベースと唄  marico
ズクナシ:茜
ドラムコーラス  

ズクナシ:238
鍵盤コーラス  238

ズクナシ
ズクナシ
―結成のきっかけは?
GOODSUN: 大学の音楽サークルで、最初は私と茜と長野出身の男の子のベースでコピーバンドをしていました。 そのうち男の子が辞めて、それでコーラスの出来るmaricoをベースに、キーボードも入れたいねってことで同期で入った238を入れて今のズクナシになりました。バンド名は茜がズクナシっていう方言の響きがいいってことで決めて、ライブをやり始めたのもこの4人になってからです。
茜: スタジオで遊び出したのがきっかけで外のライブハウスでやりだしたんです。オリジナルでやっていくつもりではなかったのですが、ただ楽しいっていう(笑)。
GOODSUN: 初めて吉祥寺のライブハウスでやって、むしろそこが私たちの始まりで。ライブって面白いんだなっていうのでやめられなくなって今に至ってます(笑)。
―面白いきっかけですね。
GOODSUN: バンドでやっていこうぜ! っていうのではなかったんです。
茜: もう言い切れます(笑)。「自分達がかっこいい!」という、理由のない変な強さがあって。なんでも楽しかったんですよね。楽器自体に触れたり、何か新しいものを作るというのが大学に入ってからだったんで、それが楽しくて。
―コピーはどんなものをやっていたんですか?
GOODSUN: 辞めたベーシストの子がThe WHOがやりたいって言って持ってきまして。The WHOを1人で歌うのかいって(笑)。あとは私が好きだったのでSeagull Screaming Kiss Her Kiss Herとか、4人になってからは恋の季節とか昔の曲をやったりとかしました。今の音楽になっているのは、ズクナシでコピーしていたっていうより別々にやってきたものがベースになっています。私はモータウンとかブラック系で、茜はもっとロックだったりして。
茜: それぞれがサークルのコピーバンド時代にこのバンド以外もやっていて、色んなものを聴いて色んなものをやってました。それでズクナシ4人で出す音楽はどういう形になるんだろうっていう作り方でオリジナルを始めて。あっちゃいけない変な自信みたいなものがあったので、始まり方としては、面白いかもしれないですね。やっていくうちにこういうもんやりたいとか、その都度作っていったり聴いていったり取り込んでいったりしています。
―曲はどうやって作っているんですか。
GOODSUN: ほぼセッションですね。
茜: GOODSUNだったりベースのmaricoがワンフレーズとか一つのメロディーを持ってきて、そこから4人でスタジオで合わせてなるがままに(笑)。なれば曲になるし、ならなければ曲にならないし。っていうやり方がほとんどですね。
―その時は詩はない状態?
茜: ないです。
GOODSUN: 何度もジャムをすることが多くて、その中で凄く気に入ったグルーブが出てきた時にポッて上手い言葉が乗った瞬間、やっと曲になっていく感じです。「GOTiSOUL」に入っているのはそんな風に出来ました。曲をイメージして言葉が乗って、言葉のイメージで曲が少し変わっていく。景色が変わっていく。景色を一緒に作っていける。皆が同じ景色をやっと見れる時に外に出せるって感じです。
―「GOTiSOUL」の中で表現したかったのはどういうイメージなんですか。
GOODSUN: 力強いイメージ。
茜: 花火だね。
GOODSUN: 今回は色濃いものを作りたいっていうのがあったので、私達がやっている中でもディープな曲を入れてると思います。とにかく自分達がエネルギーを爆発できる曲たちを集めて。録り方も一発録りにこだわって、歌も一緒にせーので録って。
―言葉の選び方が面白いなと思うんですけど。例えば「滴る」とか「不埒」とか。こういうのは意識しているんですか?
GOODSUN:

この曲の女性像っていうか。例えば「昭和の女」とかはその女性像が見えてくるんです。私がその女性になったりするし、その女性がそこに立ってたりするし。露骨に私の視点で見た景色を歌う歌もあるし、景色の中にいる女性を歌った歌もあります。女の人は人間の外側に見せる部分と内に秘める部分をデリケートに持っていて、いい意味で二面性がある。「ざくろ恋歌」はその内と外を出そうと思って作りました。私の中に、色んな私がいるので色んな歌詞、色んな人間が出てきてます。

―言葉が乗った後に曲が変わったりするんですか?
茜: 変わっていきますね。言葉によって景色のディテールが変わってくる。そうすると違う色や違う匂いが出てきたり、音が聞こえる、鳴らすっていうので凄い変わっていきますね。 細かい部分も描いていって塗っていって曲になる。
―じゃあ曲が出来てからアレンジまで時間かかりますね。
2人: 凄い時間かかります。
茜: ただ曲が温かいうちにやってしまわないと。冷めてきてしまったらやっぱり自分達も絵も変わっちゃうし。その時の感覚が抜ける前に作りたいっていうのは凄いあります。場合によりますが、皆同じものが細かいところまで見えて一瞬でガッてハマッた時は、誰かが1人で作るよりも全然早いスピードで出来る時もありますね。
―「GOTiSOUL」のジャケットから想像するに、もっと怖い方達かと思ってました。
GOODSUN: ライブを見ると意外と皆チャーミングなんです。(一同笑)。
茜: 凄くユルい人達なんです。
GOODSUN: ユルいですね。「ズクナシ」という言葉が一番象徴しています、人柄を。
―自分達企画のイベントもやっているんですよね。
GOODSUN: そうですね。1回やるのに凄い時間がかかるんですよ。変にこだわるから。
茜: 「出会いをつながりに変えていこう」ってことですよね。イベントで色んな人に出会って、また広がって。また次にそこでつながった人達と何かをやって行こうっていう。私達でしかつなげないもの、絶対お互い何かがプラスになる出会い。そういうイベントをまずやりたいっていうのはあります。それに加えて、音楽という表現方法だけでなく食べ物だったり絵だったり文字だったり、色んな形で私達と同じエネルギーや考えを持ち合わせている人達でその日を作りたい。「ズクナベ」ってイベント名なんですけど。色んな具材を一緒に煮たらどうなるか。それがやりたかったイベントですね。
GOODSUN: ズクナシだから出来る。
茜: ライブペインティングの人を誘ってやったこともあるし、ステージの裏に絵を飾ってやったこともあります。
GOODSUN: ジャンルの壁を溶かしていくっていう狙いもありますね。でも誰でもいいって訳じゃなくて、いろんなジャンルの熱量のある、私がリスペクトする人達とやってます。
―ズクナシさん色のイベントなんですね。枠を決めず、その時々で取り入れたいものをやっていこうという感じですか。
GOODSUN: 枠は絶対決めないですね。やってみないとっていうのはいつもあります。
茜: 音楽だったり自分が興味を持つものに枠はないです。ただズクナシ4人の変わらない部分、最初に音を出した瞬間から今まで変わってない部分ていうのがあるから何をやってもいいってのはありますね。そこに枠は要らない。
―4人がベースならそれに乗るものはなんでもいいってことですかね?
茜: 4人なんですけど、ゲストを入れたりしてよくやるんですよ。そういうの大好きなんですよ。私達がやりたいことっていうのは私達4人で出来ないことでもあるんです。同じ熱量だったり、違う色の熱だったとしても同じぐらい強い熱を持っている人達とつながることで、また何か出来るという。私達のフィルターを通して出す音や感情っていうのはこの4人でしか出来ないもの。その自信はある。って言っちゃってみようかな(笑)。4人のかっこいいとか楽しいとか思う点が変わらないからこそ、どんな人がどんな受け取り方をしたとしても、これはズクナシだよって言える。そこは変わらない。何を取り込んでもいいと思ってます。表現した時にズクナシになるから。
GOODSUN: いい意味で、皆不器用なんです。それが凄いいいんです。自分達がやれることが決まってくる。好きだって思うものが同じ時、「わっ! いいね」って言う時に皆同じ顔していいねって言ってる。ギュっと接続していて固まってきているものがあって、自分達が出したい音や自分達がいいって感じる瞬間が同じだという自信があります。
―今後が楽しみですね。
茜: これから私達4人で作る音楽に対しての野望や希望があります。私達がつながっているものや人、そういう全部で何かを引き起こすのが楽しみなんですけど、今はまだまだ始まったばっかりで、それをどう形にするかとか、道具足りなくって悔しいなと思うことも両方あります。
GOODSUN: 始まってからほんとに色んな人や音楽に出会えるようになったし、色んな場所に行って、色んな見たこともないものに触れられる機会がどんどんどんどん増えてきた。それって凄くあり難いことだからどんどん吸収して、ズクナシを通して発していきたい。皆にもたくさん見せたいっていう感じです。
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ステージ上では四人四様の楽しそうな、幸せそうな笑顔。
フロアまでをもステージに唄うGOODSUNの姿に「ライブは何かが降りてくるんだよね。」という彼女の呟きが思い出された。
恐るべきおんな達の到来である。
 

 [ズクナシ Official Site ] http://sound.jp/zuku/
ズクナシ
ギターと唄 GOODSUN
ベースと唄 marico
ドラムコーラス
鍵盤コーラス 238
LIVE INFORMATION
3/14(火) 渋谷LUSH
3/15(水) 福島 いわきSONIC
3/17(金) HEAVEN'S ROCKさいたま新都心
3/19(日) 国立 地球屋
3/20(月) 茨城県 水戸LIGHT HOUSE
3/22(水) 横浜 THUMBS UP
3/27(月) 大阪 BIGCAT
3/30(木) 大阪市 LIVE SQUARE 2nd LINE
3/31(金) 名古屋 ZION
4/1(土) 静岡県 ハートランド・朝霧 中島酪農場
4/3(月) 下北沢 SHELTER
・CD・
Information
「GOTiSOUL」
2005/12/7
UKYA-002
¥1,575(TAX IN)
1. ゴールドラッシュ
2. いそがばマワレ
3. ザクロ恋唄
4. 昭和の女
5. カメノユメ
6. 食べごろ太陽
------BACK NUMBER------
Cast 1.Spy"C" Dildog
Cast 2.OOLONG CHILD
Cast 3.MOSQUITO SPIRAL
Cast 4.FANBLE
Cast 5.wash?
Cast 6.GARGOYLE
Cast 7.Grand Nude
Cast 8.HER CIGAR
Cast 9.THE EASY WALKERS
Cast 10.VooDoo Hawaiians
Cast 11.MeGAROPA
Cast 12.The GRAPPS
Cast 13.MUTE
Cast 14.カリキュラマシーン
Cast 15.GARGOYLE
Cast 16.
BARBIE ATTACK DOLL(S)
Cast 17.Velvet Spider
Cast 18.ALL TOMORROW'S PARTY
Cast 19.marmite
Cast 20.TRANCETIC NERVE
Cast 21.ズクナシ
・Interview & Writing・
cmaj
・Photograph
YUKI
   
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