ミュージックウェブマガジンばんび
ようこそ!"BANG☆BE" WEB SITEへ。
ミュージックウェブマガジン "ばんび"は、ジャンルを超えて音楽を楽しみたいと考えるGROOVE SITEです。
特別編. YOU interview
「酔いどれ日記番外編(本編はSOUND BEE HDのオフィシャルサイトで連載中)を書いてくださったYOUさん。8回にもわたって「好きなもの」「ご機嫌なこと」を綴っていただきましたが、特別編といえば勿論(?)連載では書かれなかったことを話していただくわけで。音楽の話のみならず「キライなもの」についても語っていただきました。でも、最後はさすがの着地点(笑)。
 
 
 
  ―酔いどれ日記番外編ということで連載していただいた訳ですが、YOUさんのご家族は皆さん酒豪揃いなんですか?

ううん、おじいちゃんと父親だけ。死んじゃったんで、今はもうあたしだけです。

―YOUさんの連載を拝読していても、楽しそうなおうちですよね。

うん、家族は凄く仲がよくて。頭剃ろうが髪を赤くしようが全然驚かないうちだったし。お父さんは親友みたいな感じで飲み仲間だったんだけど、8年くらい前に死んじゃって。凄い寂しかったですよ。酒が原因じゃなかったんですけどね。父親の家系が早死になんですよ。あたしも気をつけないとなーって思ってる。

―いや、60、70になってもロックやっていていただかないと(笑)。

それ凄いよねえ(笑)。でも、60歳ってそんなに遠くないなって最近思うようになりましたけど。元気だし。

―年取るにつれて楽しくならないとって思うんですけど。

言えてるー。10代の頃って怖いものがなかったんですよ。向こう見ずというか、自分は無敵だって思っちゃうくらい。で、20代になって少し守りの部分が出てきて。でも30代になって、10代の頃とは違った意味で無敵になった感じ。

―ナチュラルになってきたから?

うん、ありのままを受け入れられるようになってきて。……ホントかな(笑)。

―年取るにしたがって窮屈になっちゃう人って、音楽やらない気がするんですよね。

あー、そうかもしれない。あたしの周りの人も長く続けてる人って、逆に若いというか、元気。若い人のほうが疲れてる感じがする。22〜3歳くらいで「年だし」とか言ってて(笑)。大人のふりをしたいのかなあ。あたしもそれくらいのとき逆にサバ読んでたもんね。

―ピアノやってらしたそうですが、それはいつ頃から?

5歳くらいかなあ。3歳くらいまではオルガンだったんだけど、母親がクラッシック好きだったから無理矢理。で、高校まではやってたから。

―長いですね。

そうなんですよ。でも練習嫌いだったし、好きな曲しか練習しないし。何でもそうなんですけど、下積みとかが嫌いなんですよ。練習曲とか。ベースにしても運指の練習よりいきなり曲を弾きたいタイプなんで、基礎が出来てないんですよね。

―ピアノはもう全然弾かないんですか?

実家に帰ったらピアノがあるから、たまに弾きますよ。もう全然指が動かないですね。クラッシックは聴くのは好きなんだけど、弾いてると寝ちゃうんですよ(笑)。今のバンドでもそう。レコーディングでバラードとか弾いてると途中で眠くなっちゃう。

―α波が出ちゃうんですかね。

うん、多分気持ちよくて(笑)。

―ベースを始めたのはいつ頃ですか?

あたしは遅かったですよ。高校卒業したあたりから。それまではギターは弾いてたんですけど、巧く弾けなくて。Fとか押さえられなくて。

―誰もが通るFの壁ですね。

そうそう。で、あたし練習嫌いじゃないですか。その頃ってローコードを知らなかったんで一所懸命クラッシックのコードでやってて。あのときにエレキギターに出合ってたら、今頃あたしギタリストだったかもしれない(笑)。

―とうことは、最初はクラッシックギターから入っているんですか。

そう、中学のときにお父さんの友だちにギタリストの人がいて教えてくれたんですよ。で、同じようなギター買って。弾けるようになったら、お父さんの歌う演歌の伴奏とかしてましたよ(笑)。全然知らない曲を教え込まされて。

―ロックは聴いてなかった?

いや、聴いてましたよ。子どもの頃から近所のお兄ちゃんとか友だちのお兄ちゃんとか、周りにロック聴いてる人がいたから。ただ、その頃に何を聴いていたのかは覚えてないんですよね。ごちゃ混ぜになっちゃって。自分で選んで聴くようになったのは、パンクですね。

―パンクの何がYOUさんを惹きつけたんでしょう。

あたし、痩せてて髪の短い男の人が大好きで(笑)。勿論ハードロックも聴いてたし、好きですけど、あたし的には髪短くてツンツンで、痩せててひょろっとした人が好きで。
だから、音楽は完全にルックスから入りましたね。パンクって、最初に聴いたとき凄く曲がいいって感じじゃないんですよ。すべて同じ曲に聞こえちゃうというか。特に曲が好きだとかは思わなかったけど、あのファッションはしたいと思ったんですよね。

―それって、ファッションを合わせるためにバンドを始めたっていうことですか?

あー、どうなんだろう。でも、パンクを聴きはじめた頃って、自分がバンドをやるとか思ってなくて。色々買いあさって好きなものも定着してきて、で、ビデオとか観るじゃないですか。そうすると、どうしてもベースに目が行っちゃうんですよね。あたしが好きなバンドって、皆ベーシストが格好良かったんですよ。もしくは派手なベースに惹かれて好きになっちゃうとか。そうなると、自分でもベースを弾いてバンドやりたくなっちゃって。で、コピーバンド始めて。

―じゃあ、やるのは専らパンクですか。

うん、あとBOφWYとか。BOφWYも最初はパンクだったでしょ。

―他には例えばブルーハーツとか?

んー、ブルーハーツも嫌いではないですけど、日本のパンクっていうと、スターリンとかラフィン・ノーズ、アナーキー、あとモッズ。でも、洋楽のほうが多いですね。英語が好きだったし。

―ああ、YOUさんの場合、洋楽を聴く際に最も面倒な英語の壁がないんですよね。

うん。あ、あとね。沢田研二は好きだった。あの派手なところが。元々あたし、男の人が化粧してるのが好きだし。

―じゃあ、グラムも通っていてもおかしくないですよね。

うん、通ってますよ。女の子バンド(MARY RUE)やってるとき、凄く好きだった。女の子バンドって、髪は伸ばして、みたいな感じだったんだけど、お手本にしてたのがグラムで。ハノイ・ロックスとかスイートとか、勿論T-REXも聴いたし。ルックス的にグラムは大好きでしたね。

―ロックってある意味ファッションだと思うんですよ。そういうふうに考えると、YOUさんの場合、素直にファッションから入ってますよね。

うん。ロンドンブーツが履いてみたいと思って履いてみたり。あたしは本当にファッションから入ってます。曲がいいなとかちゃんと思うようになったのって、自分がベース弾きはじめて、「これはどういうふうになってるんだろう」って思うようになってからだし。それまでは歌いやすい曲とか、サビが耳に残る曲が好きだったくらいで。

―ベース始めて直ぐにバンド組んだんですか?

そう、まだベース弾けないのにバンド組んだんですよ。

―楽器をやる、バンドを組む、そのファッションをする、これがみんな同一線上にある感じですか。

そうそう。でもね、バンドをやる前からファッションはやってた。ライヴ観に行くときにはそういう格好をしてたし。ステージに立つようになった最初はとにかく派手に過激にって、休みの日まで髪立ててましたもん。じゃらじゃらアクセサリーつけてバイトとか行ってたし。今はそんなことをしなくてもロックは出来るって思えるようになったけど。今のバンドの母体、LOOSAR POP MART FAMILYのときまでは、髪は何色にしようとか、そんなことばっかり考えてた。

―LOOSAR POP MART FAMILYとMARY RUEは並行してやっていらした時期があるんですか?

ううん。女の子バンドが解散して、お父さんが死んじゃって、もう実家に帰ろうかと思ってたんですよ。本当は凄く未練があったけど。でも今はお母さんの傍にいるべきだって思って。それで決心した途端にうまい具合に前のギタリストから「ベース弾かん?」って言われて。最初、DAISUKEはMedia Youthの人だったから、ビジュアル系はやりたいことじゃないなあって断ったんだけど、「いや、そうじゃなくて」って言われたときに名前が挙がったバンドがあたしと凄く被ってて。じゃあ、ちょっと話だけしてみようかって会ったら、やりたいことが一緒だったの。今この話が来たのは、やれってことかなと思って。そうしたら母親も「好きなことやれば?」って言ってくれて。で、今に至っちゃうんですよ。

―女の子バンドは、YOUさんが最初に組んだバンドですか?

ううん、最初は男の子とやってた。女の子と一緒にやってたのはMARY RUEのときだけで。別に狙ってそうしていた訳じゃないんだけど、男の子のほうがやりやすかったの。ほら、女の子だけだと色々あるじゃん(笑)。

―……ありそうですねえ(笑)。

彼氏が出来るとそっちが優先になっちゃうとかね。そういう意味でも男の子と一緒にやっているほうが気が楽なんですよ。気を遣わないでいいし。そりゃ彼氏が同じバンドにいたらやりづらいと思うんだけど、もう親戚みたいな感じだから。あたしの性格が男っぽいからかもしれないけど、相手が女の子だと優しくしちゃうんですよ。男には厳しく駄目出しが出来るんだけど(笑)。

―YOUさんは今まで幾つぐらいバンドやってきてらっしゃるんですか?

形になるまで続けてたのは……4つですね。名前が変わったりはしてますけど。

―SOUND BEEの母体になったLOOSAR POP MART FAMILYは何年くらい続いたんですか?

……3年くらいかな。だからもう、DAISUKEと一緒にやって8年くらいになるのか。あっという間に過ぎちゃって。何歳のときにやってたって数えればいいんだろうけど、年齢も会う人会う人に嘘ばっかり言ってるから判らなくなっちゃってるし(笑)。

―年齢の縛りみたいなものは、女性のほうがある気がしますね。

うん、でも、年齢を気にするのって日本人だけなんじゃないかと思う。最初に「歳幾つ?」って聞くでしょ。で、知った途端に今までタメ口だったのが急に敬語になったりするの。それが厭なんですよねー。

―でも、聴いてきた音楽とかの話をすると、だいたいは判りますよね。

そう。だからあまり具体的なことは書かないようにしてるの(笑)。

―多分、YOUさんは年齢に限らず先入観が嫌いなんですよね。

大嫌い。先入観っていちばん厭だな。例えばクラスで「あの子、厭な奴なんだって」って、相手のことを知らないで判断するようなのが大嫌い。「自分で判断するから」って。みんなが嫌いでも、あたしは好きかもしれないし。価値観を押しつけられるのも嫌いだし、押しつけるのも厭だし。あたしは転校が多かったから、そうすると行く先々で色んな子が色んな情報をくれる訳ですよ。その目で見ちゃうと、広がらないじゃないですか。だから、それは流して、真っ白な状態で人間も音楽も接したいなと思うんですよ。あたしはパンクが好きだけど、でもミーハーに色んなものを聴くし。へヴィメタだってラップだって聴きますよ。

―そういうものは、どうやってアンテナを張ってるんですか?

MTVとか。「あ、これいいかも」と思ったらCD買いに行って。あと、最近はあまり買わないですけど、音楽雑誌を読んで興味が湧いたものを。ルックスだったり、ジャケットだったり、レビューだったりね。だから何が好き? って聞かれると、実は困るの。いいものはいいって感じだから。コアに何かを追求していく人もいるけど、あたしはあまり拘らないかな。

―でも、ふるいにはかけるわけですよね。

うん。

―それで残ったものが悉くDAISUKEさんと一致するんですか?

そう。何か解らないけど、「おっ!」と思うものが一緒で。DAISUKEのほうが音的な部分に拘って聴いてるかもしれないけど。曲を作っているからあたしより多く聴いてると思うけど、でも好みは一緒。持ってるCDも似てるんじゃないかな。

―勧め合ったりはしないんですか?

するんだけど、結構既に持ってるの、お互いに。「知ってる知ってる」って。どっちが先に買ったかっていう次元になっちゃう(笑)。

―先ほど、お父さんが亡くなったときに音楽を諦めようかと思ってたと仰有ってましたが、YOUさんは
ご自身がここまで長く音楽やっている自分というのを想像してました?


ううん、でも、やめるきっかけがなかったんだよね。バンドが解散しても直ぐに、例えばセッションに誘われたりして、常に音楽に関わってきていて。途切れないですね。バンドを全くやっていない時期がないような気がする。就職しても年休使ってライヴしてたし。レコーディングやってて、年休じゃ追いつかないってなったときに、「フリーターになるしかない」って仕事を辞めて。それが女の子バンドやってたときですね。ただ、そのときも今も、音楽だけで食べていこうと思ったことはないんですよ。確かにこれだけやって食べていければいいな思ったことはあるけど、現実はそう簡単ではないし。やりたいときにやりたい仲間とやっていけばいいやって思ってからは、ライヴもずっと楽しくなったし、メンバー間もいいし。何でもアリでいいんじゃないかなって。

―やめたいと思ったことはないんですよね?

うん。あ、でもね、レコーディングのたびにベースをやめようかって思う(笑)。ライヴなら誤魔化しもきくけど、レコーディングだとそうもいかないでしょ。そうすると「ああ、あたし、ベーシストだなんて名乗っちゃ駄目」って(笑)。勿論、本気で思っている訳じゃないけど。

―YOUさんは自分が旗持ちをするよりは、お声がかかってバンドに参加するほうなんですか?

うん、でもあたしは居つくと長いの。メンバーに恵まれているというか。

―ああ、でも何かを一緒にやる相手に恵まれるというのは幸福なことですね。

そうですね。今のバンドはメンバーが近くに住んでるから、ご近所付き合いみたいになってるし。今までバンドやってきた人とは、気持ち悪いほど仲がいいですよ。メンバー間で対立したりもないし。だからずっと続けてられるのかな。

―バンドって、やってると仲が悪くなるもんだと思ってましたよ(笑)。

んー、逆に男だけのバンドのほうがそうなりやすいのかも。男性のほうが繊細なのかなと思いますけど。あたしなんか「何とかなるんじゃない?」って思ってるから。

―どうするとYOUさんのようにポジティヴになれるんでしょう。

んー、それはね、やっぱり酒ですよ。

―あ、そこに着地しましたか(笑)。

うん(笑)。

[THE SOUND BEE HD Official Web Site] : http://soundbee.moon.ne.jp/
** YOU **
9・13 生まれ
億万長者になる夢が捨てられず、「今度こそは!!」
と宝くじを買いまくっている。
「なんだか当たる気がするんだよね〜!!」
夢見るベーシストなのだ☆

 1. CAT,CAT,CAT,CAT,CAT!!
 2. Welcome to LONDON!!
 3. 我が愛しきキャラクターたち☆
 4. 雨の日も雪の日も
   バイクに乗るのだ!!
 5. MAGIC WATER, MIRACLE WATER
 6. 飲んだときにも気持ちのいいこの一枚!!
 7. YOU シネマ・パラダイス!
 8. Here is・・・TREASURE LAMD!!
 9.YOU インタビュー
THE SOUND BEE HD
Vo.&G  DAISUKE
B. YOU
Dr. TATSU
G (Support) : SHUNTARO
LIVE INFORMATION
12/29(thu) 池袋手刀
01/15(sun) 高崎 トラスト55
 
THE SOUND BEE HD
"MUTATION"
"宇宙船"
「プランニング・ラボばんび」とは? 広告掲載について サイトの利用規約 お問い合せ
Copyright (C) 2004 Planning Lab. BANG-BE. All Rights Reserved.